普段の会話中、相手が“笑顔”の時って無表情の時と比べると、“明るい人だな”とか”話をしっかり聞いてくれている”などの好印象を感じるものです。しかし、会話中に“笑顔”の相手に対して、ふと「品がないな」「自分とは話が合わないかも…」などネガティブな印象を持った経験ありませんか？

 

どうもその原因は、アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社が実施した調査によると、相手の『歯並び』にあるようです。

 

 

 

この調査は、20～50歳代の男女48名を対象に人が「どこを」「なにを」「どれだけ」見ているかを測定する“アイトラッキング（視線追跡）調査”を利用して、“歯並びと笑顔が人に与える印象”についてを調査したもの。調査結果によれば、

 

■笑いが大きいほど、口元や歯はよく見られる

 

■歯並びが悪いと、笑顔が悪印象に

 

■歯並びが悪い口元には、女性の方が早く視線が行く

 

ということが判明したそうです。

 

【『歯並び』の良い笑顔（左）と『歯並び』の悪い笑顔（右）。あなたはどちらが好印象？？】

 

 

 

さらにその後に実施された「印象アンケート」では、

 

① 初対面時

「歯並びが良い微笑み」に対しては96％の方が「きれい」「清潔感がある」などの印象を持ったのに対し、「歯並びが悪い微笑み」には「ガサツ」「自分勝手さがありそう」「歯並びに視線がいってしまう」などのネガティブな印象を持った方が21％。 さらに全体の約1割の方が“子供っぽい”といった印象を持っている。

 

② 一緒の仕事をする時

「歯並びが良い微笑み」に対して「安心して仕事を任せられる」「真面目に仕事をやってもらえそう」など好意的な意見がすべてだったのに対し、「歯並びが悪い微笑み」には「ミスをしそう」「わがまま」などネガティブな意見が40％。

 

③ 親しい関係になる時

「歯並びが悪い微笑み」に対しては「品がない」「話が合わなさそう」「適当に相槌や返事をされそう」など悪印象のコメントが35％もあったのに対して、「歯並びが良い微笑み」は「きれいすぎると少し圧倒されてしまう」といった好印象すぎる故にかえって気を遣ってしまう方向の意見を除けば、すべての方が好印象を抱いていた。

 

という結果も出ています。

 

 

 

これらの調査結果を見ると、もしかしたら『歯並び』のせいで“自分自身も”周りからの印象を下げてしまっているかもしれません。。。

 

最近では治療中でも目立たないマウスピース型の矯正装置も発達しています。自分の「歯並び」について気になる方は、一度矯正歯科医などに相談してみてはいかがでしょうか？