それほど努力していそうもないのに、なぜか年齢を感じさせない人がいます。ボディメイクの観点からいっても、実年齢と肉体年齢は必ずしも一致しません。「○歳を超えたら外見も体力も急激に衰えてきた」「劣化を実感している、、、」というのは、実は“衰える生活”をしているからであって、年齢のせいではありません。
実際、自分の劣化について口にするのはアラサーから50代半ばの方が多くて、「いやいや、まだまだ若いじゃないですか?!」と。年齢とともにパワーの出力量が変わるということは確かにありますが、それは“衰える”というのとは異なります。
若くても劣化している方もいれば、何歳になっても若木のような肉体の方もいる。衰える=縮むということ(枯れ木のようなイメージ)。そして、ここの分かれ目は“年齢”ではなく“生活習慣”。いつの時代にも黄金ルールでありつづける『食事と運動』です。
その中でも、いつまでも年齢を感じさせないがやっていることは“筋トレ”。キーワードは『背中』。これにつきます。
でも普段の生活の中で意識的に『背中』を鍛えるのは難しいと思います。そこで今回は自宅でできる『背中』を鍛えるエクササイズを2つ紹介します(道具がなくてもできる運動もありますが、気軽に運動する習慣をつけるため、あえて道具を使用したものを紹介します)。
1、うつ伏せに寝て、ストレッチポールの上に手首あたりを置き、おしりに力を入れる
※左右の坐骨を中央に寄せるイメージ
2、腕ではなく、背中・胴体を使って起き上がる。これを10~20回ぐらい繰り返す(吸いながら起き上がり、吐きながらうつ伏せに戻る)
※背中側の腕のつけねあたり=広背筋を意識する/おなかは浮かせない/おしりはずっと力をいれておく
↓ そして、最もシンプルで難度の高いエクササイズがこちらです ↓
■テーブルなどの上に両手を置く→胸椎を反らせる(腰ではなく、鎖骨を前に見せるイメージ)→坐骨が落ちないように真後ろに見せる(背中が丸まってしまうときは、ヒザを少し曲げる)
※ヒザを伸ばした状態でキレイな弓なりになれることを目指しましょう
毎日数分おこなうことで、白鳥のようにしなやかな背中に近づくことができます。
*その他、ペアでできるエクササイズはこちらをご覧ください
「背中美人」はカラダの中も外も活性化します。背中をのびやかに使えているかどうか。背中がよく動く人は股関節の自由度も高く全身をのびのびと使えます。
例えば、ピラティスのようなインナーマッスルを刺激するエクササイズや、ボルダリングのような全身の筋肉を使うスポーツを通して「自然に鍛えられる」ボディメイクでしたら、ストイック感なく、楽しく続けられそうですね。
潜在意識は健康と美をつくります。「背中美人はカラダ美人」というコトバをぜひ潜在意識に落としこんで、全身がのびのびと、ヤナギのようにしなやかで枝折れをしないカラダをつくっていきましょう!!
text :Midori Narumiya
南青山の女性専用フィットネス「Studio-e(スタジオイー)」を主宰する美活ライフクリエーター。ピラティス・マスターストレッチ・ファスティング・筋トレなどのエキスパート。
http://www.studio-emotional.com/
2015/10/07| TAGS: beauty
Midori_Narumiya
きれいのニュース | beauty news tokyo