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お店の建材は元東海道新幹線700系!【東京ギフトパレット】でお土産を買ってぜひチェックを

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2020年3月8日に現役を引退した東海道新幹線700系。実は、その車両に使われていた高品質のアルミニウムが形を変え、東京駅の構内で再利用さているのを知っていますか? それが八重洲北口改札口を出てすぐの【東京ギフトパレット】。ここだけにしか売っていない美味しいお土産を探すついでに、700系の想い出に触れてみませんか。

 

|東海道新幹線700系のアルミニウムを再利用

 

東海道新幹線700系には熱や振動、軽量化の追及など、さまざまな環境や条件に耐えられる高品質のアルミニウムが使われていました。でも塗装や金属製のボルトなどの除去が難しく、再利用がごく一部に限られていました。そこでアルミニウムだけを抽出する方法を開発し、東京ギフトパレットの建材としてサステナブルに使われています。

 

▲スイーツを中心に30店を超える選りすぐりのお店が集まる東京ギフトパレット。改札からも近いので、旅行や出張帰りのお土産選びに便利です

 

▲記念プレートの柄は2種類

 

東京ギフトパレット内には、東海道新幹線700系のリサイクル建材が使われていることを記したプレートが6枚設置されています。700系は1999年の営業運転開始から、N700系の車両で統一されることになった2020年3月まで運用されました。

 

▲江戸時代から日本橋でお客様をお迎えしてきたのれん。東京ギフトパレットの“のれん”には、700系のアルミニウムを50パーセント使用しています

 

東京ギフトパレットの周囲を飾る「のれん」を模した飾りにも使われる再生アルミニウム。一般的なアルミ材にくらべて硬いので、通常の柔らかいアルミと混合して作られています。

 

▲柱や壁には東海道新幹線700系から再生したアルミニウムを100パーセント使います。上質感漂う色は、アルミニウムを化学反応させたアルマイト処理でできた色です

 

▲中央通路の柱と天井も注目

 

柱の上部にある飾りは、東京駅近くにある「八重洲」の桜の花をかたどった装飾で、組子細工のような雰囲気。ここにも東海道新幹線700系のアルミニウムを20パーセント使用しています。

 

▲天井にも桜模様のアルミパネルが使われます

 

東京ギフトパレットの中央にある通路は、朝・昼・夕方で照明の色が変わるので、訪れる時間によってちょっと違った雰囲気の桜模様を楽しめるんですよ。

 

▲マニア必見「エッチングアート」

 

東京ギフトパレットの2階吹き抜けの通路に、さりげなく飾られているエッチングアート。これは100系新幹線の2階建て食堂車の壁に飾られていたものを移植。新幹線0系や特急「つばめ」、ビジネス特急「こだま」などが描かれています。

 

▲東海道新幹線700系の想い出を、東京ギフトパレットへ見に行ってみませんか

 

 

ここで紹介した写真以外にも、お店を紹介するフロアガイドや、スターバックスコーヒーの東京駅八重洲北口 東京ギフトパレット店にも東海道新幹線700系のアルミニウムを使った装飾などがあって、駅を訪れた時は要チェック。もちろん【東京ギフトパレット】で売っている美味しいお土産もぜひ手に入れてみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問:東京ギフトパレット https://www.tokyoeki-1bangai.co.jp/tokyogiftpalette/


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