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「エリザベス女王陛下歓迎午餐会」の復刻メニューが登場。5日間限定【東京會舘】100周年記念フェア

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11月には土曜・日曜・祝日の5日間のみ限定で、エリザベス女王夫妻に提供された午餐会のメニューを、季節の食材に合わせて復刻。スープ、魚料理、肉料理、デザートにいたるまで、特別メニューとしていただけるたいへん貴重な機会です。

 

▲エリザベス女王陛下歓迎午餐会復刻メニュー <写真提供:東京會舘>

 

▲歓迎午餐会で使われた卓上メニューをモチーフにしたメニュー。食事をすると記念にいただけます <写真提供:東京會舘>

 

冷製のヴィシソワーズスープは、ジャガイモやピーマン、生クリームのほか、長ネギが使われているのは、女王陛下に日本らしい味を知っていただきたいという当時のシェフの願いが込められているように感じます。ほんのりタイムが香る上品な味に仕上がっていました。

 

▲「冷製スープ ヴィシソワーズ」

 

シンプルに塩コショウをした鰆のソテーには、温かいベアルネーズソースがかかります。1836年にパリで誕生したとされるベアルネーズソースは、卵黄とバターと白ワインに、エシャロット、エストラゴンなどのハーブを加えます。

 

近年フレンチのソースは、素材の味を活かすため控えめな味わいがトレンドですが、ソースにこそ主役や名わき役として活躍させるのが東京會舘100年の伝統。しかも近年は鰆を輪切りにすることはありませんが、あえて当時の調理方法で仕上げていて、5日間だけの特別感を味わえます。

 

▲「鰆の輪切り 網焼き ベアルネーズソース」は、ソースの味を堪能したい一品です

 

歓迎午餐会を行うことが決まると、エリザベス女王が牛肉のパイ包み焼きが好物であるらしいとの情報を英国大使館から得て、日本では調理法が知られていなかったイギリス風のパイ包み焼きを再現。牛1頭から1パーセントしか採れない希少な牛フィレ肉を4日間熟成し、フォワ・グラを詰めたパイ包みです。

 

ペリグーソースはフォン・ド・ヴォーを使うのが主流ですが、より重みのあるドゥミグラスソースで作るのが本来のレシピ。東京會舘では10日間かけて作る伝統のドゥミグラスソースをベースに、トリュフとフォワ・グラの濃厚な風味が楽しめるペリグーソースがかかります。今も結婚式の披露宴をはじめ、8人から10人用でしか食べられない貴重なメニューですが、フェアでは特別に少人数でいただけるチャンスです。

 

▲「牛フィレ肉のフォワ・グラ詰めパイ包み焼き プリンスアルベール風」

 

▲デザートの「アイスクリーム マロン取合せ」は、70年ほどまえに誕生した東京會舘を代表するスイーツ「マロンシャンテリー」を思わせる繊細なクリーム使いが目を惹きます

 

「エリザベス女王陛下歓迎午餐会 復刻メニュー」 ¥19,800 開催日:11月19日(土)、20日(日)、23日(水祝)、26日(土)、27日(日)の5日間ディナータイム限定で提供 ※3日前までの予約制(フェア ペアリングワイン3種セットも用意されています)

 

|東京を代表するバーのカクテルを堪能


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