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都心から最も近い離島。べっこうや椿などの島文化を楽しむ【伊豆大島】の旅

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最後に紹介するのは、伊豆大島の名産品「椿油」。伊豆大島には約300万本の椿の木があるのです。

 

もともとは椿の特徴を活かし、防風林として島中で使われていた歴史がありますが、分厚い葉っぱは潮風にも火山灰にも耐性が高いとされており、現在では伊豆大島の花といえば椿と言われるほどになっています。

 

 

そんな椿の実を原料とした椿油を使った椿油関連商品も多数。大きなものからお試し用までさまざまあるので、お土産にピッタリです。よく知られている髪の毛のお手入れ以外にも、ハンドクリーム代わりに手や肌につけるという使用方法もあります。

 

 

また、美容用品としてだけではなく、食用としても使うことができる商品も。オリーブオイルのように植物性の油ということで、ヘルシー食材として注目され始めていて、例えば先ほど紹介した明日葉の天ぷらは、通常の油と椿油をミックスして使っているお店が多いと言います。それによって、後味スッキリの揚げ物ができるそうです。

 

 

東京都心から最も近い離島、伊豆大島。火山があることで生まれたさまざまな自然景観に加えて、島だからこその食文化や特産品など見どころに溢れています。

 

 

一度、実際に足を運んでその文化に触れてみてはいかがでしょうか。<text&photo:岡本大樹>


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