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京都の味とフレンチが融合。【THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel】で楽しむ美食の数々

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フレンチに京料理の素材やエッセンスを織り交ぜた“京フレンチ”のレストラン「ナナノイチ」。フランス料理に欠かせないソース使いに力強い味わいの京野菜をくわえ、こだわった味つけは驚きの連続。【THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel / 京都東急ホテル東山】でいただける京の味の妙味です。

 

|フレンチと京の味が融合するクリエイティブなコースディナー

 

「ナナノイチ」では4種類のコースディナーが用意され、季節にあわせた旬の食材でいただけます。彩り豊かなアラカルトもお見逃しなく。また、カクテルも美味しいですよ。

 

▲レストラン「ナナノイチ」

 

「ナナノイチ」という店名は、古くから京都につながる代表的な街道の出入口七か所を“京の七口”と呼び、ホテルが粟田口にあることと、“7日に1度は訪れたいレストラン”との想いが込められています。

 

▲ホテルのロビーから地下1階の「ナナノイチ」に下りる階段のアートは15mの長さ

 

布や糸でアート作品を作る手塚愛子氏の、伝統的な西陣織の手法とグラスファイバーを組み合わせた現代アート。現在ホテルの立つ土地にあった旧白川小学校と旧粟田小学校の校章も加わり、レストランを訪れる地元の方の想い出を呼び起こす作品です。

 

▲良質な竹の産地で、竹製品を目にする機会が多い京都。ナプキンリングも竹製です

 

見た目は抹茶そのもののシグネチャーカクテル「茶心(サゴコロ)」は、梅酒をベースにライチのリキュールとグレープフルーツジュース、京都の名店「辻利」の抹茶パウダーをシェイクした後、シードルで仕上げます。梅酒やライチの甘味が飲みやすく、抹茶の香りに京都らしさを感じます。

 

▲シグネチャーカクテル「茶心(サゴコロ)」

 

はじめのひと皿は、さっぱりといただける鴨料理。低温調理した鴨は、昆布出汁を加えたポン酢でマリネして、最後に燻製して香りをまとわせます。ポン酢使いのあっさりした味わいに、オレンジ風味のバルサミコソースもアクセント。菜の花やクレソンなどフレッシュな野菜と共にいただきます。一品目から、笑みがこぼれる美味しさでした。

 

▲和のポン酢に洋のバルサミコソースを添える「鴨の燻製と春野菜のサラダ仕立て オレンジ風味」

 

「牛ほほ肉と蕪・九条ネギのプレゼ」は、ほほ肉をテールスープベースのブイヨンで長時間蒸し煮(プレゼ)にして、そのスープでさらに蕪を煮込み、それぞれ肉と蕪を煮出した出汁を合わせたソースで仕上げます。菊の花と京都名産の九条ネギが彩りを添え、旨味が凝縮した一皿でした。

 

▲「牛ほほ肉と蕪・九条ネギのプレゼ」

 

パンは熱々でフワフワ。とても美味しく、お代わりをいただきました。

 

▲米粉のパンとミルクのパン

 

冷製のクリームスープは、新玉ねぎの美味しさが主役。ブイヨンはあえて使わず、シンプルにベーコンだけで味を付け、塩味から引き出される玉葱の甘味や香りが口の中に広がります。チーズとオリーブパウダーをまとったメルバトーストも添えられ、スープにつけていただきました。

 

▲「季節のポタージュ」は春先に出回る新玉ねぎの風味が豊か

 

「鮮魚のポワレ」は、桜海老や菊菜、チーズを使った旨味たっぷりの焼きリゾットの上に、肉厚で身がフワフワ、皮はカリっと香ばしい鰆をトッピング。アサリ風味のソースは、菜の花を使った緑色。鮮やかな色も目を楽しませてくれました。

 

▲「鮮魚のポワレ 菊菜と桜海老のリゾット アサリのジュ」

 

メインの肉料理とともに、スッキリとしたオリジナルカクテルをいただきました。ウォッカをベースにライムジュースとワイルドベリーのシロップ、炭酸とで仕上げます。ベリーの甘味の後にライムの爽やかな後味が残りました。

 

▲オリジナルカクテルを作っていただきました

 

ワサビ醤油を塗って網焼きにしたメインディッシュの国産牛は、しっとりとしたレアの焼き加減。牛肉の焼き汁で作ったジュードブッフソースでいただきます。付け合わせには京野菜の万願寺唐辛子や厚揚げを添えて“京都感”をプラス。肉の旨味とワサビのピリッとした味わいが絶妙です。

 

▲「国産牛の網焼き ワサビ風味」

 

この日のデザートは、卵の味が濃厚なクレームブリュレ。別皿には香り立つほうじ茶のクッキーと、華やかな柚子の風味のマシュマロが盛られます。

 

▲3つの味が楽しめる「パティシエおすすめデザート」

 

どの料理も丁寧に仕上げられ、ひと皿ひと皿味が際立つ驚きの美味しさ。フレンチに京野菜や地元素材を組み合わせ、“京都の夜”ならではのディナーが楽しめました。THE HOTEL HIGASHIYAMAに泊るなら、試さずにはいられない食事です。

※今回は2023年4月の料理となり、時期によりメニューは異なります

 

|美味しい京都の朝食


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