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“京の上質”に浸れる特別空間。【THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel】スイートルーム

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2022年7月に京都岡崎にオープンした【THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel / 京都東急ホテル東山】は、それぞれ雰囲気の異なる4部屋のスイートルームを用意。京都の伝統工芸品やアートを配し、京文化により近づける部屋々々です。今回はそのうち「higashiyama」と「shirakawa」の2つのスイートルームを紹介します。

 

|ホテル最上級のスイートルーム「higashiyama」

 

4部屋のスイートルームは、靴を脱ぎリラックスして過ごせるシューズオフスタイル。他の客室とはことなるシックな内装に、傾斜した高い天井を備えます。定員は2名で、IHクッキングヒーターを備え、洗面は使い勝手のいいダブルベイシン。キングサイズのベッドマットは米国シーリー社の最上級グレードで、宙に浮いているような極上の寝心地と称される“クラウンジュエル”シリーズです。

 

▲ホテルは平安神宮や南禅寺をはじめ、無数の観光スポットに囲まれます

 

4部屋のスイートルームは、ホテル周辺の地域名を冠しています。57.8平米の「awata」、61平米の「okazaki」、64.9平米の「shirakawa」、そしてここで紹介する「higashiyama」は85.4平米です。

 

▲スイートルーム「higashiyama」

 

リビングダイニングと小上がりになったベッドルームから成る「higashiyama」。コンセプトは“陶芸とコーヒーを堪能できる客室”。西陣織のテーブルランナーが掛けられ、壁の掛け軸も西陣織。さらに陶器の破片を壁に埋め込むなど、その地の伝統を感じられるのも魅力です。

 

▲上質な設えをちりばめた客室

 

高い天井に加え、上質なテーブルセットを配置します。壁は床の間を思わせるアクセントウォールになっていて、間接照明で照らされます。そんな壁の掛け軸も西陣織の作品で、角度によって見え方が変わる仕掛けです。

 

▲アクセントウォールには粟田焼の破片が埋め込まれています

 

「粟田焼」は江戸時代初期から続く京焼きのひとつ。その昔、失敗した陶器を白川に投げ入れていたことから、無数の破片が川底に落ちていたと伝わります。壁に年代物の陶器の破片を埋めて、白川の川底をイメージ。土地の記憶を残すアートです。

 

▲角部屋に位置する「higashiyama」は、窓からの眺望も注目です

 

▲ベッドルームの窓からは朱に染まった平安神宮の大鳥居と京都市京セラ美術館の屋根が見えます

 

▲上質な雰囲気のパウダールーム。大きなライティングミラーは間接照明で彩られ、使い勝手のいいダブルベイシンを採用。バスローブも用意します

 

▲タイル張りのバスルームはシックな雰囲気

 

|平安時代の宮廷文化をさり気なく伝える「shirakawa」


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