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少し性格悪いかも?と感じたら、体を整える

「今の自分、少し性格悪いかも?」と感じたら、体を整える【毎日が変わる片づけのワザ(132)】

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整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

 

|「今の自分、少し性格悪いかも?」と感じたら、体を整える

 

最近思っているのは、「性格って、実は心ではなく、体の性格なのでは?」ということです。

 

先日、ピラティスのハードなレッスンを受けたあとに、少し体に違和感がありました。「まあ、そういうこともあるか。わたしの動き方が悪かったんだな」と思い、そのまま過ごしていたら…しばらくしてから、まんまと心に影響が出ました。

 

具体的には、職場の人からちょっとトゲのあることを言われただけで、過剰に反応してしまうようになりました。すごく腹が立つ、またはダメージを受けすぎてしまう…など。

 

なんだか心がつらい…。そして、今のわたしはちょっと(いつもより)性格が悪い。

 

体のバランスがくずれたことで、心も傾いてしまった。

 

そう自覚があったので、その2週間後くらいにピラティスのプライベートレッスンを受けたとき、今の状態を伝えて1時間しっかり整えてもらいました。最初はもう、左足がまるで頑固じいさん(イメージ)のような性格になっていて、「わしはもう一生動かんよ!!(怒)」と言っているように感じたほど、痛みがあり動かしにくい状態でした(わたしはピラティスレッスンを受けているとき、「体の性格」を感じるようにしています。この日は、左足はめちゃくちゃ頑固、右足は素直でした)。

 

左足にいるその「頑固で怒りん坊なおじいさん」を少しずつなだめるように動いていった結果…終わる頃にはだいぶ素直(=動きやすく)に。おかげで体がとても楽になり、心も整いました。

 

心が荒ぶったり落ちたりしてしまったときは、まずは、体につらいところはないか…?

 

と確認してみるのが大切だと改めて感じました。そして、「通勤電車などでイライラしている人は、もしかしたら体がつらいのかもしれないな」とふと思いました。

 

ということは、心をよい状態にしたかったら、体を整えればいいんだ!

 

とも思いました。体につらいところがあることにわたしたちは慣れすぎていて、どこか普通のことだと思っているのかもしれません。でも、体に痛みや不快なところがあると心もつらいです。だからちょっとしたことでイライラスイッチがONになってしまうのではないでしょうか(たとえば、「イライラしたり不安定になりがち」とされている思春期や産前産後、更年期などは、すべて体がホルモンの変化の影響を受けているからですよね)。

 

インストラクターさんからも、「体に痛みがあることで心が乱れていると、周りの人にまで影響してしまうから、できるだけ早く整えて、もとに戻すようにしています」と言われて、本当にそうだな…と思いました。たしかに、自分が心身ともによい状態でいることは、自分のためだけではなく、周りの人たちのためでもあります。

 

最近は「フキハラ(不機嫌ハラスメントの略)」という言葉もあるくらい、不機嫌な態度をとられると、周りの人は不快だし、過剰に気を遣ってしまうし、精神的な苦痛を感じてしまいます。

 

それこそ、たとえば通勤や通学のときにすれ違った人が不機嫌だっただけでも、わたしたちの心はダメージを受けてしまいます。駅のホームや車内で、激しくぶつかられたり押されたり、「チッ」と舌打ちされたり…そんな人と出会ったことで「ちょっと心が落ちてしまった」経験はありませんか?

 

わたしが体の不調をきっかけに心が乱れていた日は、帰ってきた娘から、「なんだか…きょうのママから怒りのオーラが立ち上っていて、(娘に)怒っていなくても話しかけにくい」と言われかなり反省しました…。

 

自分がいい状態でいることは、自分のためだけではなく、一緒に過ごしている人、それこそ同じ電車に乗り合わせた人、道ですれ違った人レベルにまで影響があるくらい、大切なこと。周りの人にまで不機嫌やじめじめなどをまき散らかさないためにも、体を整えることをもっと優先しよう、と思った出来事でした。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke


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