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ベストシーズンは11月から3月。「タイベトジェットエア」で行く【タイ・プーケット】の旅

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タイの観光地として、日本をはじめ世界中で人気のあるプーケット。「アンダマン海の真珠」とも呼ばれ、美しいビーチや島々のマリンアクティビティなど、魅力がたっぷりと詰まっています。大きさは淡路島より少し小さいくらいで、世界中から観光客が訪れるタイ最大の島。今回はそんなプーケットへのアクセスが便利なタイベトジェットエアを利用して行ってきました。

 

|福岡空港からタイのプーケットへ

 

今回の旅程はタイのLCC(格安航空会社)である「タイベトジェットエア」で福岡空港から出発、バンコク経由でプーケットへと向かうものでした。まずは福岡空港の国際線ターミナルにてフライトの手続きを行います。

 

▲バンコクを拠点とするLCC「タイベトジェットエア」

 

2023年10月現在、日本からプーケットへの直行便はありません。東京や大阪など、日本のどこから乗ったとしてもバンコクなどでの乗り継ぎが必須。今回利用したタイベトジェットエアも同様ですが、通常LCCは乗り継ぎの際に預け荷物の受け取りと再度のチェックインをする必要があります。そんな中、「タイベトジェットエア」は「Sky ConX」というサービスを提供しており、乗り継ぎ空港に到着した際に国際線ターミナルから国内線ターミナルへと直接向かうことができます。(通しでチケットを買った場合にのみ適用されます)

 

▲まずはバンコクへと向かいます

 

もちろん預け荷物もそのままプーケットまで届けられるので、面倒な手続き等は一切必要ありません。なお、バンコクスワンナプーム国際空港での一般的な入国審査は、世界中から訪問した人たちが一ヶ所に集中するため時間がかかることが多いのですが、このサービスを使えば乗り継ぎ専用のルートを通ることになり、とても空いているので時間のロスを防ぐこともできます。

 

▲「スカイボス」には、優先チェックインなどのさまざまな特典が付きます

 

タイベトジェットエアは、「エコ」「デラックス」「スカイボス」と3種類のプランを設定しています。今回はさまざまなサービスが付与されている「スカイボス」を利用しました。「スカイボス」は、優先チェックインカウンターの利用や機内への優先搭乗、機内食の提供など、LCCの不便さを感じさせない手厚いサービスを受けることができるプラン。乗り継ぎの際には、VIPラウンジの利用も可能となります。

 

▲「エコ」プランでは座席指定も有料となりますが、「スカイボス」なら最前列(場合によっては2〜3列目)の好きな座席を選べます

 

▲機内食メニューにはガパオライスやグリーンカレーなどのタイフードが並びます

 

▲味もかなり本格派なので、到着前からタイ気分を味わえます

 

▲バンコクスワンナプーム空港にあるVIPラウンジ「The Coral」

 

▲バンコクでの乗り継ぎ時間が長く設定されたフライトであっても、空港内での時間を楽しめます

 

▲カレーやトムヤムクンなどの食事やデザートはもちろん、タイビールやカクテルの提供もあります

 

|合計10時間ほどでタイ・プーケットへ到着

 

福岡からバンコクへは約6時間、バンコクからプーケットまでは約1.5時間の空の旅となります。現地時間の17時頃にプーケット国際空港に到着しました。

 

▲プーケットは島とはいえ、空港はかなりの大きさ

 

訪問したのが雨季の9月ということに加え、ちょうど季節風(モンスーン)がきてしまったことにより、現地の天候は曇り。秋を感じ始めたタイミングの日本よりやや湿度が高めではありますが、過ごしやすい気温の中で滞在が始まりました。なお、タイの観光のベストシーズンは、比較的気温や天候が安定している乾季の11〜3月です。

 

▲宿泊したのはタイの「デュシットグループ」のひとつ

 

夕方到着ということで、初日のスケジュールはホテルでの夕食のみ。まずは今回宿泊する「デュシタニ ラグーナ プーケット(Dusit Thani Laguna Phuket)」へと向かいます。プーケットは島が全体的にリゾートのイメージという方も多いかもしれませんが、エリアによってかなり街の雰囲気は違っています。こちらのホテルがあるのは、そんな島の中でも特に高級リゾートホテルが立ち並ぶ「ラグーナ」というエリア。エリア内には大きな池を中心に9つのホテルが立ち並び、すぐそばにはバンタオビーチがあるので、気軽にプーケットの美しい海を楽しむことも可能です。

 

▲ラグーナエリアは空港から車で30分ほどの場所でアクセスも良好

 

▲到着すると、早速ウェルカムドリンクとプーケットのローカルスイーツ「タオソー」でのお出迎え

 

▲アジアンテイストで統一されたインテリアや建物の造り

 

▲緑溢れる中庭には大きなプールもあり、ビーチも目の前

 

▲客室は32㎡の「デラックスルーム」から72㎡の「デュシットスイート」まで、さまざまなタイプに分けられています

 

▲洗面台にトイレ、シャワーブースとバスタブと、浴室もかなりの広さがあります

 

▲「2ベッドルーム プール ヴィラ」は3階建てのヴィラタイプ

 

▲「2ベッドルーム プール ヴィラ」の最上階にはプールスペースが用意されています

 

▲食事に関しても、朝食から夕食まで利用可能な「ラグーナ カフェ」や本格的なイタリアン「ラ・トラットリア」などに加えて、バーやラウンジもあります

 

▲サラダやフルーツの種類が多い朝食ビュッフェ

 

|ディナーはホテル内で本格的なタイ料理

 

到着日の夜は、館内にあるレストランの内のひとつ「ベンジャロンレストラン」で、ご用意いただきました。2019年と2020年のタイ版の「ミシュランプレート」に選出されているレストランで、代々受け継がれてきたレシピをもとにタイのハーブをふんだんに使った料理が提供されています。

 

▲ハーブを使い、見た目も美しいドリンクで夕食がスタート

 

▲クリスピーカップにサラダが入った「クラトントーン」や、花の形をした団子「チョームアン」はタイの宮廷料理の前菜

 

▲スズキ科の「スギ」という魚を使ったスープ。プーケットの海産物が豊富であることがメニューから感じられます

 

▲メイン料理にはグリルされたロブスターや、インドネシア原産のメリンジョという植物の葉っぱを使った炒め物などが提供されました

 

▲最高級のタイ米であるジャスミンライス、カニを使ったカレーに浸けて食べる米粉の麺「ミーフン」と、主食も日本人の舌に合うものばかり

 

▲タイ全土で食べられている「タプティムグロープ」はココナッツミルクにクワイの実を入れたデザート

 

初日のスケジュールはここまで。2日目からはプーケットの自然や文化に触れられるさまざまな名所を巡ります。<text&photo:岡本大樹>


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