竹を使った幻想的なライトアップを１年を通じて楽しめる。それが東京・高輪にあるプリンスホテルの日本庭園です。そのうえ満開の桜も見事！泊まらなくても無料で楽しめる、隠れ家的な絶景ポイントです。

 

｜ライトアップの隠れた名所！

 

ライトアップを楽しめるのは、ザ・プリンス さくらタワー東京、グランドプリンスホテル高輪、グランドプリンスホテル新高輪の３棟に囲まれた日本庭園。高台にある高輪では、江戸時代に人々が集まって月の出を待つ “月待ち” の習慣がありました。それを現代風にアレンジしたのが「高輪廿六夜（たかなわにじゅうろくや）」。竹あかり総合プロデュース集団のCHIKAKEN（ちかけん）が制作した、月あかりのように優しい光の「竹あかり」ライトアップが夜の庭園を彩ります。

 

▲あでやかな桜型の照明と和傘のライトアップ

 

ライトアップは17時30分から23時まで。400個以上もの幻想的な竹あかりが灯されます。桜の見ごろはもちろん、4月14日（日）までは桜バージョンの特別なライトアップを開催中。

 

▲池に浮かぶ “竹まり” も、期間限定で桜を思わせるピンクにライトアップ

 

▲鎌倉時代の中期に建てられた奈良県の長弓寺から移築された観音堂

 

ライトアップで美しさを増す山門と観音堂は、記念写真に人気のフォトジェニックなスポットです。

 

▲竹あかりが輝く観音堂への参道

 

▲桜をはじめ、四季をテーマにした竹あかりも

 

▲日本庭園にはホテル独自に染井吉野の開花を宣言する基準木があります

 

日本庭園には約210本、17種類の桜の木があり、約３カ月に渡り桜の花を楽しめます。中でも一番多く植えられているのが染井吉野。もし夜景をキレイに撮りたいなら、カメラやスマホを明るめに設定するのがコツ。暗い場所も明るくなるので、写真全体が輝いて見えるようになります。

 

｜「竹あかり」のワークショップも開催

 

不定期に竹あかりを作るワークショップ（有料）を開催します。竹に張った型紙にドリルで穴をあけるだけなので、子供も参加可能です。2023年は夏休みに開催され、好評だったとか。

 

▲さまざまな型紙が用意され、その位置に合わせてドリルの太さを替えながら穴を空けます

 

▲初めはドリルにおっかなびっくりですが、すぐに没頭してしまいます！

 

高輪にあるプリンスホテルは、都会にあるライトアップの隠れた名所。桜の季節も見事ですが、夏や秋、クリスマスなど、一年を通じて毎日竹あかりを楽しめます。今なら桜見物に訪ねてみてくださいね。＜text＆photo：みなみじゅん　問：グランドプリンスホテル高輪　https://www.princehotels.co.jp/takanawa/＞