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ベテランだけど、前向きに前に出る。「タイプロ」から学んだこと【毎日が変わる片づけのワザ(248)】

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ある週末のこと。わたしはネイルに行くたび、担当してくれるネイリストさんから何かしらすすめてもらって帰ってきます。今回は「timelesz project -AUDITION-」(以下:タイプロ)でした。

 

わたしは基本的に、親しい人からすすめられた作品(ドラマ、映画、オーディション番組など)は、素直にみるようにしています。すすめてくれる人は、

 

「私がハマっている作品をぜひみてください!そして語りましょう!」

 

と強く推してくれるので、その気持ちがうれしくて。ネイルから帰っていそいそとみはじめたら、まんまとハマり…ほぼ毎話、泣きながらみました。

 

「ちょっと涙…」どころではなく、割と号泣してしまうので、みるタイミングはかなり選びます(カフェでスマホでみる、とかはできない)。参加しているメンバー全員がひたむきに努力している姿にただただ感動し、元気をもらいながらも、これは、世の中の

 

後輩、部下の立場にある人たち

 

逆に先輩、上司の立場にある人たち

 

つまりはすべての人がみた方がいいのではないだろうかと思いました。

 

「にわかタイプロファン」のわたしが、候補生のみなさんや、timeleszのみなさんについて語ることは控えます。そして、「にわかファンが語るなよ!」と思われるだろうこともわかっていますが、本当に感動したので語らせてください…!

 

わたしは仕事においては、もうほぼ「年齢も上、そしてその業務の経験が長い」という立場にいることが多いので、途中参加された俳優部の寺西さん、原さんの言動にすごく注目してみていました。

 

候補メンバーの人たちの中では、そもそも俳優としてすでに活躍しており、候補生の中では年齢も高め。高校生もいたので、(オーディション当時)29歳の寺西さん、原さんでも12歳くらい年齢差があるわけです。

 

さらには、ダンスや歌が未経験の候補生もいるので、経験豊富なお二人はサポートやフォローにまわることも多い。でも、これはオーディションなので、自分たちも選ばれる必要があるわけです。

 

ある回では、ダンスのポジションであえて目立たない場所を寺西さんが選び、メンバーのフォローにまわったことがありました。でも、グループとして成功するためには、踊れる寺西さんがもっと前に出るべき。そこで、寺西さんが「ポジションを変えてほしい」と言ったシーンがとても心に響きました。

 

ベテランだけど、でも前向きに前に出る。

 

そのやり方を教えてもらったような気がしたのです。

 

後輩、若手を心から支える。でも、自分も輝く。

 

自分も手を抜かない。選ばれるために輝く。そのために誰よりも努力する。

 

それって、会社にいてもどこにいても、同じこと。先輩の立場になったからといって、引きすぎることはない。

 

そう背中を押してもらったような気がしました。

 

寺西さん、原さんはもちろんわたしよりかなりかなり年下の方たちですが、

 

「先輩」としての立場の人としては、とても「先輩」だ。

 

と思いました。

 

たくさん、学ばせてもらいました。

 

仕事の上でも、自分だけがいい仕事をしても仕方ない。でも、年下の人たちを支えるだけでも意味がない。そのためだけに働いているわけではない。

 

その思いはきっと、似ているのではないかなと思ったのです。

 

今担当している仕事ではチームメンバーのフォローをすることも多く、「いい(評価につながりやすい)案件は若手に渡した方がいいかな」とあまりみんながやりたがらない案件をできるだけ引き受けるなど、「引いて」いた時期がありました。

 

でも、それは結局、チームや会社のためにならないのかもしれない。自分の実力を正当に見せるためには、「これは自分が担当した方が結果につなげられると思います」と時には前に出ることも大事なのではないか。そう思えるようになりました。

 

謙虚さを忘れないこと。

 

成長し続けることを怠けないこと。

 

必要なタイミングでは、前に出ること。

 

これから自分がまだ働き続ける上でのヒントを、たくさんもらいました。

 

他にも、寺西さんからは、後輩が悩んでいると感じたときに、感情を吐き出しやすい空気の作り方を、そして原さんからは、その場の空気を楽しくするスキルを学ばせてもらいました。原さんが後輩の前で楽しさを全身で表現し、ときには力いっぱい涙し、感情を全開にしている姿が心に響きました。

 

いろいろ学ばせてもらえる番組でした。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke


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