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日本神話の神々が降り立った霊山の裾野。【界 霧島】で触れる伝説と火山の恵み

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49部屋ある客室すべてが地域の文化を感じられるご当地部屋の「薩摩シラス大地の間」。客室が桜島側に向いているので、気象条件がそろえば桜島の雄大な景色を楽しめます。そのうち露天風呂を備えた部屋は19室。湯船に浸かりながら霧島高原と桜島を望めます。

 

▲究極の眺望を満喫できる3室だけの特別室

 

大パノラマが展開するご当地部屋「薩摩シラス大地の間」の中でも、究極の眺望が満喫できる「薩摩シラス大地の間 特別室」は別格の景色に出会えます。ぐるりと3方向のパノラマが目の前に広がる客室で、露天風呂も付いた3室だけのスペシャルルームです。

 

▲霧島の大自然の中を空中浮遊しているような劇的空間

 

特別室には建物から張り出したガラス張りのパノラマルームを備えていて、柔らかなマットの上でくつろぎながら270度の絶景を満喫。写真左手の小高い峰が、ニニギノミコトが降臨し9本の逆さ鉾を突き立てた高千穂峰(1,574m)。神話の舞台を間近に見られる驚きの客室です。

 

▲シラス壁のヘッドボード

 

鹿児島県のほぼ半分の面積を占める火山性の噴出物「シラス」。水はけが良すぎるため、地質に合ったサツマイモやお茶が生産されるほか、保湿性に優れ、調湿機能や防臭効果があるので壁材としても使われます。壁には火山灰を使って霧島の山並みが描かれています。

 

▲鹿児島の伝統工芸品

 

館内や客室内には薩摩藩の重要な財源として奨励された伝統工芸品が飾られます。大島紬のアートや、天井の照明に取り付けられた薩摩切子、薩摩錫の花瓶などが部屋に彩を添えました。

 

▲優しい灯りの薩摩和紙の照明

 

江戸時代はじめから薩摩藩の財源として盛んだった和紙作り。客室を優しく照らす照明にも、花の模様が漉き込まれた薩摩和紙が使われています。

 

▲ルームキーには神話にまつわる薩摩ボタンが使われています

 

ルームキーには、鹿児島特有の白土(シラス)を焼いた薩摩焼「白薩摩」に、繊細な模様を描き込む薩摩ボタンがはめ込まれ、『天孫降臨』のワンシーンが描かれています。界ブランドの宿に必ず用意されるアメニティを包んだ風呂敷は、霧島の自然やお茶に通じる深い色でした。

 

▲チェックイン時にいただいた記念のカード

 

桜島の形に切り抜かれたカードには、食事の時間が書かれていました。

 

▲窓を開けると解放感抜群の露天風呂に

 

客室の露天風呂にも大浴場と同じ単純硫黄泉が注がれています。この日は見えませんでしたが気象条件がそろえば桜島も望めます。絶景を見渡せる明るい時刻のお風呂タイムがおすすめです。

 

|大浴場から眺める原風景


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