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「コミュ障」と言われて、言葉の破壊力を再確認【毎日が変わる片づけのワザ(249)】

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ある日のこと。2年前までは別会社(ここではA社とします)だった同じチームの女性とミーティングしたら、唐突にこう言われました。

 

「きのう、(わたしと同じB社だった)▲▲さん(男性)と飲んだとき、〇〇さん(わたし)のことコミュ障だって言ってましたよ」

 

はい…………??何をどうしたらそういう発言が出てきた? しかもその場にわたしはいないのに……?そもそも、▲▲さんはわたしと同じB社出身ではあるものの、部署も職種も違っていたし、ほぼ関わったことがない人なのです。

 

コロナ禍以降はリモートワーク中心になったので、この5年間に直接会ったことも2回くらいしかありません。そしてそのときは、ちゃんと目を見て挨拶と雑談したし。しかもしかも、そもそもB社だったときのわたしのことを知らない、まだ出会って間もないA社出身の同僚に、なぜわざわざそんなネガティブなことを言うのだろうか。

 

マジで性格わりぃなアイツ。

 

と、心の中で毒づいたくらい、ちょっと腹が立ちました。わたしは、「あした、▲▲さんとも飲むんです~」とその同僚から言われたときに、「▲▲さんがいるなら楽しい飲み会になるよ~すごくいい人だよ~」と、とてもポジティブなことしか言わなかったので、余計に腹が立ちました。

 

怒り収まらなかったわたしは、ご本人にSlackで、「(会社が)合併してなんとか(コミュニケーションを)がんばってるのに、コミュ障をばらすのやめてください!w」と文句を言いました。クレームは本人に直接、が信条です。でも…つけたくもない「w」をつけてぼかしていますね。そこがわたしの弱いところだなと思います。

 

▲▲さん「☆☆さん(その同僚)が、〇〇さん(わたし)の仕事を絶賛していたので、妬みです!」

 

はーーーーいーーーーーーーー?

 

さらに聞くと「コミュ障」発言の理由は、B社にいたコロナ禍前、わたしは周りでワイワイ話される中で仕事をするのがかなり苦手(今も苦手)だったので、開発メンバーがいる別のビル(開発担当者が多いので静か)に入り浸っていたから、ということでした。だって、そもそもそっちにいるメンバーとの仕事の方が多かったんだもの。

 

まあ本人に直接伝えたので少しスッキリしました。

 

……あれ。スッキリ……しました??

 

いや、してないな。いえ、あながち間違ってはいないのです。

 

とはいえ…「コミュ障」と言われたことはこれまでなかったので、その4文字に、思った以上に傷ついた自分がいました。この4文字の言葉の破壊力に、内心震えました。

 

でもきっと、こんな風にわたしも、言葉で誰かを傷つけたりつらい気持ちにさせたりしたことがあるはずです。

 

言葉には、破壊力がある。改めて肝に銘じよう。

 

言葉が人を助けることもたくさんあるけど、それ以上に、ここまで心をえぐることもできるから。改めて、言葉を使うときにはもっともっと考えぬきたい、と思ったできごとでした。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke


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