わたしが通っているピラティススタジオでは年1回、「この期間の50日間のうち、30日レッスンを受けてみるチャレンジ」というものが設定されています。
これ、30回、ではないところがポイント。
1日に2〜3レッスン受けることもできるので、「回」なら案外達成できてしまいそうですが、「30日」となると少しハードルが高くなります。
もちろんわたしは一度も達成したことはありません。
今年は、達成するとオリジナルのノートがもらえることになっていました。
ほぅほぅ、ノートか。スタジオのイメージカラーの水色の表紙かな?
と想像していたある日のスタジオにて。
フルタイムでバリバリ働いているのに、毎回このチャレンジを楽々クリアしているすごい方がいらっしゃるのですが、彼女が達成記念のノートを鞄から取り出して一言。
「これ、パンツのゴムだよね?」
ん? どういうこと? と思って詳しく聞いてみると、
「ノートは(予想通り)ブランドカラーの水色、表紙などしっかりした作りで素敵。でも、ノートが開いてしまわないよう表紙についている白いゴムが、どう見てもパンツのゴムだから残念だ」
という意味でした。
パジャマのゴムとしても使われている、きしめんみたいな幅広の白いゴムですね。
ああ…なるほど確かに。少しゆるっとしているのが余計にパンツゴムっぽいのか。
一度そう言われてしまったらもう、それは
「パンツのゴムで留められたノート」
にしか見えなくなってしまいました。
ノートを作った人は、まさかそんな風に言われるとは夢にも思わなかったんだろうなぁ。
昭和生まれは全員共感できた、このパンツのゴムネタですが、横で聞いていた20代前半の女性インストラクターさんは、
「はて…なぜこれがパンツのゴムなのですか?」
という顔をしていました。そりゃそうだ。パンツにゴムが入っていなかった世代ですからね。
わたし「ということは、この白いゴムを見ても悪い印象はないってことですか?」
インストラクターさん「はい、ないです! このゴムは、小学校とかで被っていた帽子のゴムですね?」
わたし「あ、それはまだこのゴムが使われているんですね!」
インストラクターさん「はい〜。だから(このノートを見ても白いゴムに)悪いイメージなかったです!」
昭和世代にはウケがいまいちだったこのノート(のゴム)ですが、平成、令和生まれにはそうではない。
まったく同じものでも、どんな接点がだったかによって、好意的に受けとるかどうかがこんなにも分かれるんだなぁ。
同じものを見ているからといって、
「これパンツのゴムだよね、ちょっと嫌だよね!」
となるとは限らない。自分にはパンツのゴム=ちょっとネガティブなもの、に見えるけど、相手にとっては違うのかも。
だから、そんなときは
「自分にとってはこれはパンツのゴムっぽいんだけど、あなたにとってはどう?」
と聞いてみる。そんな風に会話することを心がけたいな、と思った出来事でした。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>
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2025/06/18| TAGS: lifestyle
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