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総合大賞はヘアケア!@cosme2025上半期ベスコスから見えた“高価格帯シフト”の理由

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ヘアケア部門2位に選ばれたのは「メルト」のスムースシャンプー&トリートメント、そして同部門3位にはマツキヨのプライベートブランド「CONCRED(コンクレッド)」のシャンプー&トリートメントと、「THE ANSWER」と同じく“高価格志向”のアイテムたち。

 

▲(左)メルト スムースシャンプー&トリートメント 各480ml 各¥1,760、(右)matsukiyo CONCRED ハイモイスチャー シャンプー&トリートメント 400ml/400g 各¥1,980 ※価格は編集部調べ

 

@cosmeのリサーチプランナーによれば、ここ数年で「ヘアケアにも投資したい」というユーザーが増加傾向に。¥1,500以上の価格帯を支持する層が広がっており、スキンケアと同様に“成分・効能で選ぶ”流れがヘアケアにも波及しているとのこと。安さよりも「納得感」を求める意識の変化が、高価格帯シフトの背景にあるようです。

 

|TOP10全体にも見える“信頼性重視”の傾向

 

総合ランキングの上位を見ると、研究開発力や技術力を打ち出すブランドが目立ちます。2位は「コスメデコルテ」のルージュ(¥5,500)、3位は「&be」のブラックスポンジ(¥770)、そして「SK-II」や「HAKU」など、長年の研究成果を謳うアイテムも多くランクイン。

 

 

物価上昇が続くなか、化粧品選びにも“失敗したくない”という心理が影響。@cosmeの調査では、8割以上が「価格に見合う価値があるか」をより重視するようになったと回答。高価格でも“裏付けがあるから安心して買える”という信頼感が、今の購買行動を左右しているのです。

 

|「価格」より「納得感」で選ぶ時代に

 

SNSを通じて、成分や技術を丁寧に解説する専門家インフルエンサーが支持を集める今、コスメ選びの基準もよりロジカルに変化。試しやすいミニサイズや高評価レビューの拡散も後押しとなり、高価格アイテムのハードルは確実に下がってきています。@cosmeのベスコスは、そんな新しいコスメ選びのヒントとなるはず。ぜひ今後の美容アイテム選びの参考にしてみてくださいね。<text&photo:Hiromi Anzai>


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