「減らす」生活。週末だけデジタルデトックスする方法【毎日が変わる片づけのワザ(253)】

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減らして自分にとっての「適量」にすることで楽になるのは、モノだけではないようと感じています。ここまで、モノはかなり減らしてきました。この春からは、それ以外を「減らす」生活をはじめてみました。

 

まず、平日の夜と週末にスマホやパソコンを使う時間を、今より「減らしたい」と思っています。

 

もはやスマホが自分の手に貼りついているのではと思うくらい一体化しつつある今の生活が、少し息苦しい。「習慣で手に取ってしまう」のではなく、「目的があるから使う」という距離感にしたいのです。でも、そのためにはできる範囲で「強制的にスマホと距離を置く」ための工夫をしないと、とても無理だと悟りました。そのために最近心がけていることは…。

 

【外出するとき】

 

・自転車に乗る

 

「歩きスマホ」もだめです。だめなのですが、人通りのない道ではついやってしまうこともある。そして、道の隅に立ち止まって見てしまうこともある。でも、自転車に乗っているときは当然スマホを見られません。

 

・ポケットのない服で出かける

 

「ポケットにスマホ」は、思っている以上に自分とスマホの密着した関係を作ってしまうと思います。実際、服を選ぶときには「ポケットがあるか」を条件にしてしまう自分もいます。スマホがポケットに入っていると、ちょっと時間があくと、さっとチェックできてしまうのがありがたくもあり、それが疲れる原因でもあり。

 

たまには離れたい、でも、離れるのも不安。それなら、ポケットにスマホを入れられないようにすればいい…!

 

冬はコートを着るので難しいですが、上着を着ない春や夏ならできます。スマホを手に持たない、ポケットに入れないことで、少しスマホと距離を置けます。「スマホがポケットにいなくても大丈夫」ということを自分に覚えさせるためにも、時々やりたい工夫です。

 

・リュックで出かける

 

ポケットのない服を着たら、リュックで出かけます。スマホはリュックに入れることになるので、これで気軽に手にとれなくなります。

 

・あえて歩く

 

また、この場合はスマホを手に持たずに「歩く」のもよい方法です。電車に乗ったときは、ついリュックからスマホを手に取ってしまいますが、「歩く時間はスマホを見ない」と決めれば、ある程度の時間を稼げるはず。

 

【家で過ごすとき】

 

・お風呂から出たらスマホとパソコンは見ない

 

スマホとパソコンでしたい娯楽(ドラマを見る、noteを読む、ネットショッピングをする)などは朝と日中に。夜はお風呂から出たらスマホやパソコンは基本的には見ないようにしています。「お風呂から出たらもう食べない」のと同じ感覚です。

 

また、モニターにつないでパソコンを使うのも、お風呂前までと決めています。広い範囲で光を浴びてしまうと刺激が強いと感じるので、自分のケアのためにも始めた習慣です。

 

・スマホを物理的に遠くに置く

 

週末は基本的に仕事の連絡はこないので、スマホと距離を置くことができます。とはいえ見えていると意識が向いてしまうので、自分の目に入らず、すぐには手にとれない所に置いておきます。そうすることで、家にいるときにしかできない片付けや家事、読書などに集中しやすくなります。時には別室に置いてしまうことも。

 

「スマホとパソコンを使う時間を減らす」と決め、この数週間心がけてきたことはどれも些細なことですが、それでも以前より使う時間を減らせるようになってきました。「飲みすぎない」「食べすぎない」と同じように、「デジタルデバイスを使いすぎない」という意識を持つことは、自分の時間や体調を守るために、大事なことなのではないかと感じています。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke


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