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他人のダイエット法の“丸パクリ”は危険!自分の体質に合った【痩せ習慣】の作り方

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SNSや友人から聞く「これで痩せた!」という体験談は魅力的に聞こえるもの。それに劇的なビフォーアフターや具体的な数値を見れば、「私もやってみようかな」と思うのが自然です。でも、その方法をそっくりそのまま真似しても、同じ効果を得られるとは限りません。むしろ、体質や生活習慣に合わないことで健康を損ねたり、リバウンドの原因になることさえあるでしょう。そこで今回は、他人のダイエット法の“丸パクリ”が危険な理由と、自分の体質に合った【痩せ習慣】の作り方を紹介します。

 

|他人のダイエット成功はその人だけの“条件付き”

 

ダイエットの成果は、食事や運動メニューだけでなく、生活リズム・仕事環境・年齢・ホルモンバランスなど多くの要因に左右されます。

 

 

例えば友人が「毎朝30分ジョギングして5kg痩せた」としても、体格やライフスタイルが違えば同じ結果は出ません。摂取カロリーの基準や消化吸収の得意不得意も人それぞれ。成功の背景には、その人特有の条件が必ずあると理解しましょう。

 

|合わないダイエット法は逆効果になることも

 

例えば、人気の「低糖質ダイエット」。このダイエット法で効果を出せる人もいれば、便秘や疲労感が悪化して体重が増えてしまう人もいます。また、有酸素運動を頑張ったとしても、人によっては筋肉量の減少で代謝低下を招き、太りやすい体質になる可能性があります。

 

さらに、体質に合わないダイエット法を無理して続けると、栄養不足や睡眠の質の低下、免疫力の低下といった健康リスクも出てくるでしょう。ダイエットは確かに「痩せること」が目的でしょうが、「健康を保つこと」を優先すべきですし、それが長期的な視点での成功につながるのです。

 

|他人のダイエット成功談はあくまで“ヒント”。自分仕様にカスタマイズを

 

他人のダイエット成功はあくまで“ヒント”として捉えましょう。そして、自分の体質やライフスタイル、体調などに合わせてやり方をカスタマイズすることが大切です。

 

 

例えば「朝食にタンパク質や発酵食品を追加する」「夜9時以降はカフェインを控える」など、取り入れやすい部分だけを試すのも有効。まずは1〜2週間体調や体型の変化を確認し、調整していけば、自分だけの無理なく続けられる習慣が完成します。

 

ダイエットは、人によって“正解”がまったく異なります。誰かの成功法を“丸パクリ”しても、あなたには合わない可能性があるのです。他人の方法を「全部やる」ではなく、「自分に必要な部分だけ取り入れる」スタンスで、自分の体質や生活に合った習慣を作っていきましょうね。​​​​​​​​​​​​​​​​<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>


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