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京都丹後鉄道のレストラン列車『丹後くろまつ号』で楽しむ鬼退治伝説の地とモーニングコース

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モーニングコースのメニューをプロデュースしたのは、福知山などにお店を構える「 PATTISERIE CAFÉ KATASHIMA(パティスリーカフェ・カタシマ)」。酒呑童子にちなんで「大江山酒呑退治プレート」と「大江山デザートプレート」が楽しめます。

 

鬼の絵が描かれたプレートには「鬼のこん棒パイコルネ」2種と「鬼ババァーと菊芋のポタージュ」、「地物野菜のフレッシュサラダ」が並びます。

 

▲一皿目「大江山酒呑退治プレート」

 

鬼のこん棒に見立てたパイコルネは、赤色がスモークサーモンとポテト、チーズのペーストを詰めた一品と、ロースハムと玉ねぎのムースの2種類。どちらも中身がたっぷり入ってボリュームも十分です。

 

▲「鬼のこん棒パイコルネ」

 

スープは大江町の名物どぶろく「鬼ババァー」をフランベしてアルコールを飛ばし、ほっくりとした菊芋を使った温かいポタージュ。菊芋の滑らかでコクのある味と、どぶろくの優しい香りや旨みが楽しめます。

 

▲鬼ババァーと菊芋のポタージュ

 

首を斬られても襲いかかってくる酒呑童子の絵は歌川芳艶の代表作。迫力満点です。

 

|途中下車して鬼伝説の地を散策

 

京都と言えば鞍馬山の天狗や今出川通の百鬼夜行と並んで有名な大江山の鬼・酒呑童子。京の若者や娘が酒呑童子や配下の鬼たちにさらわれたため、実在の武将・源頼光と藤原保昌によって成敗されたお話です。福知山市大江町では「鬼の里」をアピール。大江駅では鬼伝説の地も散策できます。

 

▲駅の目の前に並ぶ無数の鬼瓦

 

大江駅には10時22分に到着して出発は11時1分なので、40分ほど時間があります。ここでは途中下車ができるので駅舎の目の前にある「大江山鬼瓦公園」を散策。全国の鬼師(鬼瓦製作者)の手になる鬼瓦72個が飾られます。このほか鬼の街灯や鬼のマンホールなどもありました。

 

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▲駅には売店も。駅舎の2階は鬼瓦の展示スペースです

 

売店では地酒やお土産の菓子、地元の物産品のほか鬼グッズも並んで種類豊富。掘り出し物が見つかります。

 

|金太郎も登場「大江山デザートプレート」


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