大浴場は2階廊下の奥にありますが、植物の植えられたオープンテラスの庭園を抜けていくため、外湯のお風呂を使いに行く気分。泉質はナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉で、重曹成分を含むため、角質を軟化させ肌を滑らかに整えます。また海に面した温泉は塩分を多く含み、保温効果が持続して体がポカポカになりました。
▲大浴場に通じる日本庭園
別府市の木のキンモクセイやモミジ等が植えられた庭園には、別府の川石が砂利として敷かれ、市の西にある鶴見岳の噴火でできた “別府石” も飾られます。テラスの一角には椅子が置かれ、湯上がりは夕涼みをしながらゆず蜜や麦茶、アイスキャンディーを楽しめます。
▲温度が異なる2つの湯舟
はじめにぬるめの湯(約38度)で体を慣らしてから熱めの湯(約42度)を楽しむと、体の負担を減らせます。浴場の壁には夫婦山として知られる由布岳と鶴見岳に咲く山の花々を臼杵(うすき)市の白磁 “臼杵焼” で表現。微笑みを浮かべるお地蔵さんも2つあるので、ぜひ探してみてください。
▲別府石を配した露天風呂
岩風呂風のお風呂は、植物を眺めながらのんびりと湯浴みを楽しめます。
|全室オーシャンビュー「柿渋の間」
68室ある客室は全て別府湾に望むオーシャンビュー。真っ赤な熱泥が噴き出す観光名所「血の池地獄」から着想を得て、室内は古くから日本家屋に使われてきた柿渋色を採用。別府名産の竹で作られたルームナンバーをはじめ、伝統工芸品の豊後絞りを随所に配したご当地部屋「柿渋の間」になっています。
▲額縁の絵を思わせるピクチャーウィンドウ
窓で切り取られた青々とした海は、柿渋色とのコントラストが鮮やか。いつまでも眺めていたくなる景色です。高層階の部屋からは、50キロほど先にある四国の佐多岬が見えました。
▲ベッドは界オリジナルの “ふわくもスリープ”
近ごろの宿泊施設ではとても珍しいフカフカの寝心地は、体に負担がかからず上質感も抜群。小上がりとヘッドボードには間接照明が灯されていました。
▲伝統工芸品を使ったインテリア
木綿の生地を糸でくくり、染料が染み込まないようにして模様を作る「豊後絞り」は江戸時代初期に登場して以来全国に広がり、明治時代の中ごろには姿を消してしまいますが、平成期に絞り染めの研究家・安藤宏子氏により再興。ベッドスローやヘッドボード、客室の照明など安藤氏の手になる豊後絞りがあしらわれています。
▲ゆとりのある洗面にはシャワールームと露天風呂が隣接
界といえば、歯ブラシなどのアメニティーが包まれたこの風呂敷。施設ごとに色が異なり、集めている人も多いアイテムです。界 別府では海や温泉の青を思わせるようなカラーになっています。
▲24時間温泉が注がれる客室露天風呂
高層階には海に向かって露天風呂付きの客室を用意します。格子がスライドする無双窓を採用していて、プライバシーを保ちつつ入浴しながら海を眺められます。
|ちょっと怪しげな「ラボ」でアクティビティ
2025/10/18| TAGS: lifestyle
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