40代を過ぎると、「体重は変わらないのにお腹だけ厚い」「ウエストだけ老けて見える」という声が急増します。実はこの“樽化”は、単なる脂肪だけが原因ではありません。

 

長時間の座り姿勢や猫背、呼吸の浅さによって体幹がうまく働かなくなり、腹斜筋や腹横筋が休眠状態に。するとウエストの“くびれライン”が消え、横にボリュームが広がりやすくなるのです。さらに姿勢が崩れると内臓が下がりぽっこり見えやすく、代謝も低下。放置すると“痩せにくい体”にまっしぐらになるため、早めのケアが鍵になります。

 

【オブリークツイスト】

 

（１）脚を拳１個分を開けて床に座って背筋を真っ直ぐ（反り過ぎないように）、両腕は軽く前に伸ばしてボールを抱えむようなイメージで指先を合わせる

 

 

（２）鼻から息を吸った後、口から息を吐きながらゆっくり骨盤を後ろに傾けていく

 

▲肩や肘が上がったり、内ももが広がっていかないよう注意しましょう

 

（３）少し骨盤を傾けたところで鼻から息を吸い、口から息を吐きながら右側に上半身をひねっていく

 

 

（４）鼻から息を吸いながら（２）に戻り、再び鼻から息を吸って口から息を吐きながら左側にひねっていく

 

 

（５）鼻から息を吸いながら（２）に戻り、再び鼻から息を吸って、口から息を吐きながら（１）の姿勢に戻る

 

 

上記を１回とし、“１日あたり10回を目標”に実践します。なお、期待する効果をきちんと得るためには。骨盤を傾けたり体をひねる際も「お腹を常に凹ませたままをキープすること」がポイント。不自然に肩やひじが上がらないように注意して実践してくださいね。＜ピラティス監修：KEI（インストラクター歴３年）＞