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まだ見たことのない京都に泊る。【ザ・ホテル青龍 京都清水】だからからこそ出会える一生の想い出

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平安時代から京都の東西南北を守る四神が北の玄武、東の青龍、南の朱雀、西の白虎とされ、東山に位置することからザ・ホテル青龍と名付けられました。旧清水小学校は東山の傾斜地にあるため中庭に大階段を設けていて、今も建物を象徴する存在のひとつになっています。

 

▲1階分の高さがある大階段

 

コの字を描いた建物に囲まれて、大階段では街の喧噪からも切り離されます。訪れた夏の終わりはトンボが舞い、ツクツクボウシの鳴き声を聞けました。夏の夜は池に住むカエルの鳴き声が響くことも。

 

▲眺望を楽しむ大階段のテラス

 

中庭にある大階段の最上部は広いテラスになっていて、朝食も屋外で楽しめます。小鳥のさえずりも聞こえ、正面にあるレストラン「ブノワ 京都」の屋根が京都の街を隠し嵐山方面の山々が見えることから、都会にいながらリゾートステイをしている気分を味わえます。

 

▲建築当時の面影を残す腰板張りの廊下

 

キャビネットの上には京都ゆかりの作家のアート作品が飾られます。壁は配管が通っていて、ガラス張りの木製キャビネットで囲み敢えて見せる作り。館内の散策も楽しめます。

 

▲小学校の面影を残す階段

 

館内にはエレベーターもありますが、是非楽しんでいただきたいのが階段を使った上り下り。学校に限らず古い料亭や老舗の日本旅館などは階段がしっかりと作られていることが多く、ホテル青龍でも建物の記憶として当時の姿を残しています。子供の身長に合わせて段差が低く、生徒がよく通るイン側がすり減っていたり。木製の手すりに生徒の落書が残っていたり。踊り場の窓は当時のまま残され、階によっても異なることをぜひ注意して見てください。

 

|教室を活かした客室も

 

48部屋のうち、小学校の既存棟を改修した客室は34室。中にはアーチのついた窓がある部屋など、現代の建築からは失われてしまった意匠を楽しめます。写真はプレミアムツイン。天井の梁などを活かすため、半光沢の白い壁が光を反射すると共に間接照明も利用して明暗を際立たせています。

 

▲旧小学校の建物を活かした客室

 

瓦の屋根をモチーフにしたカーペットが敷かれ、オリジナルデザインの家具が置かれます。眺望は部屋の向きによって異なりますが、中庭や清水寺のほか、新たに増築した一部の客室では八坂の塔が見られます。

 

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▲洗面とガラス張りのバスルーム

 

洗面には大きなライティングミラーが架かりダブルベイシンが採用されるなど、便利さは申し分なし。レトロなデザインの水栓も雰囲気があって、利用するのも楽しめます。奥には据え置き式の重厚なバスタブが置かれ、レインシャワーを備えるなど、ゴージャスな気分を演出します。

 

|無料で楽しめるゲストラウンジでは舞妓さんの踊りも


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