「走れば走るほど痩せる」──そう信じて毎日ランニングを続けている人は少なくありません。確かに有酸素運動は脂肪燃焼に効果的ですが、実は“ただ走るだけ”のダイエットには代謝を下げるリスクもあるんです。長時間の有酸素運動は筋肉の分解を招き、結果的に“痩せにくい体”へと変わってしまうことも。そこで今回は、【有酸素運動だけダイエット】の問題点と、引き締まった体をつくるための正しいアプローチを紹介します。
|脂肪より先に“筋肉”が分解されてしまう
長時間の有酸素運動を続けると、体はエネルギーを確保するために筋肉中のタンパク質を分解し始めます。これは「筋タンパク質分解」と呼ばれる現象で、脂肪より先に筋肉がエネルギー源として使われてしまうこと。筋肉量が減ると基礎代謝は低下し、同じ距離を走っても脂肪が燃えにくくなるのです。
▲「走るだけ」では損してるかも?筋トレで代謝を上げるのが痩せ体質への近道
「毎日走っているのに痩せない」という人は、まさにこの筋肉ロスの悪循環に陥っている可能性があります。
|有酸素運動だけでは体は“引き締まらない”
脂肪を減らすだけでは、理想のボディラインは手に入りません。体のハリや引き締まりを生むのは、筋肉を維持・強化する力だからです。
有酸素運動ばかり続けていると、筋肉が減って体全体がたるみがちに。特に女性は、ウエストや太ももが“ほっそり”というより“やつれた印象”になりやすくなります。さらに、筋肉量の低下は姿勢の崩れや冷え、肩こりなどの不調を招く原因にも。「痩せたのに見た目が変わらない」と感じる人は、有酸素運動に偏りすぎているのかもしれません。
|筋トレ×有酸素運動の“W習慣”が痩せ体質のカギ
代謝を下げずに脂肪を減らすには、「筋トレ+有酸素運動」の組み合わせがベスト。筋トレで代謝を高め、その後に軽めの有酸素運動を行うと脂肪燃焼効率がアップします。
また、運動後にプロテインや高タンパク食を摂ることで筋肉の分解を防ぎ、回復をサポート。「走る前に筋トレ5分」「走った後にタンパク質を摂取」──この2ステップを加えるだけで、体の変化を実感できるはずです。
「走れば走るほど痩せる」は半分正解で、半分間違い。筋肉量をキープしながら脂肪を燃やすことこそが、真のダイエット成功の近道です。筋トレと有酸素運動の“W習慣”で、代謝の落ちない引き締まった体をめざしましょう。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:KEI(パーソナルトレーナー歴5年)>
2025/11/07| TAGS: beauty
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