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毎食サラダチキンだけでは痩せられない?一見ヘルシーなダイエット食が太る原因になる「理由」

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「手軽でヘルシーだから、毎食サラダチキンで済ませてる」という人は少なくないでしょう。確かにサラダチキンは高タンパク・低脂質で、ダイエット向きの食材として人気です。でも、“サラダチキンだけ”の食生活を続けると、栄養バランスが崩れ、かえって太りやすい体になることも。健康的に痩せたいなら、“何を食べるか”ではなく“どう組み合わせるか”がカギです。

 

|タンパク質だけでは“代謝が落ちる体”になる

 

サラダチキンはタンパク質が豊富ですが、それだけでは脂肪を効率よく燃やせません。体がエネルギーを作るには、炭水化物や脂質、ビタミン・ミネラルが欠かせないからです。

 

 

糖質を極端に減らすと、体は筋肉を分解してエネルギーを補おうとし、基礎代謝がダウン。つまり、“サラダチキンだけダイエット”は一時的に体重が減っても、リバウンドしやすいリスクがあるのです。

 

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|腸内環境が乱れて“痩せにくい体質”に

 

野菜や穀物をほとんど摂らないと、食物繊維が不足して腸の働きが鈍くなります。腸内環境が乱れると、老廃物の排出が滞り、むくみや便秘の原因に。さらに、腸でのビタミン合成がうまくいかず、肌荒れや疲労感といった不調も出やすくなることも。

 

「食べてないのに痩せない」「なんとなく体が重い」と感じる人は、腸のバランスが崩れている可能性が考えられます。腸の調子を整えることも“痩せやすさ”には不可欠。善玉菌のエサとなる食物繊維や発酵食品を、日々の食事に取り入れる意識が大切です。

 

|“サラダチキン+一皿”でバランスを整える

 

サラダチキンを活かすなら、あくまで“主菜”として取り入れるのが正解。そこに主食(玄米、雑穀米など)と副菜(野菜やきのこ類)を組み合わせるだけで、栄養の偏りを防げます。

 

さらに、ビタミンB群を多く含む卵や納豆、ブロッコリーを加えると、タンパク質の代謝がスムーズに。“サラダチキン+一皿”の意識で、エネルギーが巡る“燃やせる体”へ整っていきます。

 

サラダチキンは優秀な食材ですが、“それだけ”ではダイエット食としては不完全。主食・主菜・副菜を意識して組み合わせることで、代謝も整い、リバウンド知らずの理想の体に近づけます。まずは“食べ方”を見直すことが、ダイエット成功の近道です。<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>


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