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「減らす生活」イライラを手放したらしあわせになった【毎日が変わる片づけのワザ(274)】

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最近、わたしはしあわせです。あまりイライラしなくなったからです。(「まったくイライラしなくなった」と言えたら素敵ですが、まだ「あまり」です)

 

たとえばある日のこと。「朝のうちにあの仕事を終わらせよう」と張り切っていつもより早く出社したら、パソコンが立ち上がらなくなりました。早く出社してしまったために、PCサポート窓口の始業まであと2時間。

 

静かに待ちました…。起動しなくなったパソコンにも、何かやらかしたかもしれない自分にもイライラせずに。

 

そして、開始と同時に窓口へ持っていったら、「この画面が出た人で、ハードディスクのデータを引き出せたのは2人だけです」という不吉な言葉。もちろん、その幸運な3人目にわたしがなることはなく、バックアップもできないまま、そのパソコンとはそのままお別れです。

 

このタイミング(割と大事なデータがパソコンの中にしかない)で!

 

とは思ったし、実際けっこう困ったのですが、壊れたことに対してイライラはまったくしませんでした。新しいパソコンを貸与してもらうまでの間、その日は出張した人などが1日限定で借りられるパソコンを借りて仕事することに。

 

このパソコンを使うためにも1時間くらいかけてセットアップする必要があり、正直、「今日1日だけのために1時間かけてセットアップ…もう、パソコンなしで過ごそうかな」とも思いましたが、折れそうな心を引っ張り上げて設定し。「こまったなぁ。飛んでしまった作業途中のファイルを、どうしよう」と思いながら、その日の仕事をなんとか無事に終えました。

 

新しいパソコンが用意できたと連絡を受け取ったのは、サポート窓口終了時間10分くらい前くらいでした。ほっ。かなりギリギリだったので、時々「これは今日は間に合わないかもしれないなぁ」と思いつつも、イライラせず。「まあ、そうなったらそうなったで仕方ないよね」と思って待っていました。

 

この日、新しいパソコンを受け取って帰りながら、「今日一日、このことでイライラせずにすんでよかったなぁ。そういう自分でいられて幸せだな」と思いました。

 

また別のある日のこと。

 

友だちと海外旅行に行く娘が、出発当日の午後になってもまだパッキングをしていませんでした。それでもイライラはせず。「時間は大丈夫なの?」とだけ声をかけて、そっとしておきました。

 

そして、いよいよ時間がやばい! というタイミングで準備を始めた娘から、「(わたしが在宅勤務の日だったので)もっと手伝ってくれると思ってた!」と逆ギレされ、八つ当たりされても、イライラしませんでした。

 

これまでだったら、娘のイライラに完全に巻き込まれてしまい、わたしもその10倍くらいイライラしているところですが、大丈夫。ここでも、「おや、わたしイライラしていないな」と内心驚きました。

 

旅行前に嫌な雰囲気で別れたくないな、と思ったのもありますが、「イライラしたところで準備は進まないもんね」と思ったのです。

 

なんだか、心がいい方向に変わったのかもしれない。そう思いました。

 

そして、最後までイライラしなかったわたしは、イライラしなかっただけでなく、仕事をいったん切り上げて娘を途中まで送っていきました。

 

その日も猛暑。ただ往復するだけにしてはまあまあつらい道のり、そしてちょうど帰宅ラッシュの時間帯。娘と別れたあと汗だくになって帰りながら、「わたし、えらい」と自分で自分をほめました。

 

でも、イライラはしていないので、心はしあわせなまま。イライラしない穏やかな人たちは、普段こんなしあわせな気持ちでいたのか…!と、びっくりしました。

 

「イライラしない=しあわせ」

 

この法則がわたしの中で確定です。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke


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