ある日のこと。定期的に受けているピラティスのリフォーマー(というマシン)レッスンにて。だいたい固定メンバーなので、レッスン前後に雑談でワイワイ盛り上がることも多くなりました。
その日の話題は、「初めて受けるレッスンは、担当するインストラクターさんのプロフィール文を読んで、受けるかどうか決める」件についてでした。
わたし「プロフィール文の何が(受ける)決め手になるんですか?」
Aさん「うーん、書きっぷりかな」
わたし「書きっぷり、って言葉初めて聞きました!(お酒の)飲みっぷりみたい(笑)具体的にはたとえばどういうところですか?」
Aさん「たとえば…」
3人兄弟の末っ子として生まれました。5歳から18歳までサッカーをしていました。趣味は登山、料理。 ※架空のプロフィールです
Aさん「こういうのは、その人のレッスンを受けるかどうか決めるには必要ない情報だと思っちゃう」
インストラクターさん「じゃあ、どういう情報が書いてあったら、受けたいと思いますか?」
Bさん「持っている資格ですかね」
【保有資格】2014年 〇〇Pilates comprehensive certified 2016年 Yogaworks RYT200 certified 2021年 〇〇 Pilates mentor program certified 2023年 yamuna body rolling 認定プラクティショナー 取得 ※架空のプロフィールです
Bさん「たとえばこんな風に、持っている資格が多かったら受けたいと思うかも」
Cさん「うんうん」
インストラクターさん「資格が多い方が、信頼できるような気がするのかもしれないですね」
たしかに、資格が多い=それだけのスキルを持っている、そしてそのための努力も積み重ねてきた、という捉え方もできそうです。
わたし「自己紹介文って、難しい…。でもけっこう、職場での自己紹介でも、『何人兄弟です』『学生時代はバスケ部でした』とか言う人いますよね」
…わたしは世の中的に反応が悪い一人っ子なので、兄弟構成を言うことは基本ないのですが、「中高は陸上部でした」は言ってしまうことがあります。そこで伝えたいことは…「まあまあ根性はあるで」なのだろうか。
……そんなことを考えている間にも話は続きます。
Aさん「とにかく、プロフィールの書きっぷりは大事」
わたし「わたしは、(自分も持っている)司書資格を〇〇さんが持っていたからそれを口実に話しかけられたので、そういうピラティス以外の情報も案外うれしいかも。話題のきっかけにしやすいので!」
この会話のあと、自分にとっての「こんなプロフィール文は少し苦手かも」について考えてみました。
2023年度社内表彰 個人売上 第一位 レッスンアンケートスコア 全店舗で第一位 栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。 ※架空のプロフィールです
…みたいなことが書いてあると、ちょっと足が遠のいてしまいます。素直にすごい人だ! と思いつつ、ご自身の功績を「どや!」と前面に出してこられると、なんだかその勢いに押されてしまう。では、どういうことが書いてあると「受けてみよう」と思うかというと…。
本当の健康を模索する中でピラティスに出会い、インストラクターを目指す。 自分の身体と向き合い、身体を動かす楽しさを感じてもらうことを心がけています。 ※架空のプロフィールです
とか、
正しい身体と心の扱い方を学ぶことで、年齢を重ねてもずっと健康で生き生きと過ごせる人を増やしたいと思いピラティスインストラクターになりました。 クライアントのみなさんの人生をより幸せに過ごせるきっかけになれたらと思います。 ※架空のプロフィールです
とか。
・インストラクターさん自身も心身の不調に悩んだ経験がある
・だからこそ、心身の健康をとても大切に考えている
・そのための方法としてピラティスに出会い、広めたいという思いがある
ということを感じると「受けてみたい」と感じるようです。自分がピラティスに求める考え方が似ているからかもしれません。
そのプロフィールから自分が何を受け取るかどうか。その人のレッスンを受けたいと思うかどうか。
それを考えてみたり話したりするだけで、自分や他の人たちの価値観がわかった、とてもおもしろい経験でした。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>
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2025/12/21| TAGS: lifestyle
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