【リッチモンドホテル浅草】が2025年12月1日(月)にリニューアルオープン。「Minimal Luxury(ミニマルラグジュアリー)静寂と調和」をコンセプトに、和を感じるアートや北欧のモダンな家具を置いた客室も加え、単に泊まるだけでなく、ロビーの設えや客室の眺望、そして今回は各部屋に置かれた個性的な椅子など、魅力のあるホテルに生まれ変わりました。新しくなった朝食もおすすめです。
|浅草を満喫するための拠点
ホテルがあるのは浅草寺のすぐ西側。浅草花やしきやホッピー通り、大型店の「ユニクロ 浅草店」やグローバル旗艦店の「くら寿司 浅草ROX店」にも近く、名店・老舗が多い “裏浅草” も巡りやすい場所。観光とショッピング、飲食にもおすすめのエリアです。
▲つくばエクスプレスの浅草駅より徒歩約3分
浅草は歌舞伎と縁の深い街。天保12年(1841年)に幕府の命により歌舞伎小屋が浅草に移されたほか、今も正月には新春歌舞伎が催されています。ホテルのある「奥山おまいりまち商店街」は歌舞伎をテーマに通りを装飾しているため、建物の壁面にはファッションデザイナーの故山本寛斎がデザインした隈取が飾られます。
▲浅草らしさを表現したロビー
日本独自の感性を描く絵師「OZ-尾頭-山口佳祐」氏の絵が飾られるロビーはインパクトたっぷり。ホテルの立つ場所から見た浅草寺や、かって浅草にあった12階の塔「凌雲閣」が描かれ、江戸時代の人々と現代人が混在するなど昔と今の浅草が融合しています。ベンチの石は神奈川県真鶴町に産出する「小松石」で、江戸城の石垣や浅草寺境内、徳川家代々の墓石にも使われた名石です。座面は黒皮風に仕上げた鋼材のマットで重厚な仕上がりになっています。

▲フロントにも小松石が使われます
フロントの前面には、ゴツゴツとした風合い豊かな小松石が使われ、背後の障子の純白と美しい対比を成しています。頭上には球形の照明を格子で囲った “提灯格子” が設けられ、浅草寺界隈の華やいだ風情を演出しています。

▲エレベーターホールのジャポニズム
エレベーターホールには盆栽が飾られます。フロア数字やルームナンバーには小松石を使い、1階ロビーからのつながりを表現。数字の上下を青とオレンジで滲ませているのは、“一文字(いちもんじ)ぼかし” という浮世絵の技法で、空の色を塗りつぶさずに白を残し、版木の上部だけ晴天の青や曇天のオレンジに、横一文字にぼかす手法です。床には石畳を思わせるカーペットが敷かれ、お寺の参道をイメージしています。

▲2階のコインランドリー
洗濯乾燥機が3台設置され、洗剤も自動投入されます
|浅草寺とスカイツリーが並ぶ眺望
2025/12/26| TAGS: lifestyle
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