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「彼女が痩せられたなら私も…」他人の成功例を真似した40代女性の“ダイエット失敗”のリアル

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「彼女と同じことをやれば、私も痩せられるはず」と思ってダイエットを始めた都内在住のPさん(46歳・事務職)。きっかけは、同年代の友人が3か月で5kg痩せたという話でした。方法はシンプル。夜は炭水化物を抜き、毎日30分の筋トレ。甘いものは週1回だけ。Pさんは翌日から、その方法をそっくりそのまま取り入れました。最初の2週間は順調。体重も少し落ちました。しかし1か月を過ぎた頃から停滞。空腹感が強まり、仕事中も集中できず、ある夜に反動で食べすぎてしまいます。

 

そのとき、ふと頭をよぎったのは「どうして私はダメなんだろう」という言葉。痩せられないことよりも、自分を責めてしまうことのほうがつらかったといいます。

 

|同じ年齢であっても、体は同じではない

 

年齢が近くても、体の条件は人それぞれ違います。筋肉量、基礎代謝、ホルモンバランス、睡眠時間、日々のストレス。生活背景が違えば、必要な栄養も運動量も変わります。

 

 

Pさんの友人は在宅勤務で睡眠時間が安定していました。一方、Pさんは通勤ありのフルタイム勤務。帰宅後は家事もあり、回復時間は限られています。前提条件が違えば、同じ方法でも結果が同じになるとは限りません。

 

|“成功例”には見えない前提がある

 

もう一つの落とし穴は、見えている部分だけを真似してしまうこと。Pさん友人は実は数年前から軽い筋トレを継続しており、基礎体力がありました。間食も以前から控えめだったといいます。けれど伝わるのは「夜抜いただけ」「筋トレしただけ」という表面の話だけ。その背景を知らずに同じ負荷をかければ、体は防御モードに入りやすくなります。結果、停滞や反動につながるのは自然の流れです。

 

|ダイエットは“自分基準”で整える

 

ダイエットで大切なのは、誰かの正解をなぞることではなく、自分の生活に合わせて調整すること。例えば、夜の主食を完全に抜くのではなく量を減らす。毎日運動するのではなく週2〜3回にする。このように、自分が無理なく続けられるかを基準にするのです。

 

その後、Pさんはやり方を少し見直しました。夜は少量の主食を残し、運動は週2回に変更。すると空腹感は落ち着き、過食は減り、体重はゆるやかに動き始めました。

 

誰かの成功例はヒントにはなります。でも、そのままが自分にとって正解とはなりません。「あの人と同じ」よりも、「今の私に合うかどうか」という視点を持てるかが、ダイエットの結果を左右するのです。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:中村チエ(薬剤師)> ※プライバシーに配慮して、画像は生成AIで作成しています


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