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ただ“話し上手・聞き上手”だけじゃダメだった。私が夜職で学んだ「信頼される人」の共通点

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初対面の人と話すのが得意ではなく、人前に出ると緊張してしまう。そんな自分を少しでも変えたいという思いから、就職活動中に出会った六本木の高級キャバクラ・クラブ『六本木クラブチック』で働き始めたユイさん(26歳)。現在は都内IT企業で法人営業として活躍しています。この連載では、彼女がクラブチックで経験した学びや成長、そして現在のキャリアにつながるまでのストーリーを全3回でお届けします。

 


 

前回は、「自分を変えたい」という思いから『六本木クラブチック』で働き始めたきっかけを紹介しました。今回は、『六本木クラブチック』での2年間の接客を通して身につけた「信頼される人」の共通点について話を聞きました。

 

 

 

▲『六本木クラブチック』はとてもゴージャスな雰囲気の空間。数々の人気ドラマや映画のロケで使用されていることでも有名です

 

「話し上手になればいい」と思っていた私の勘違い

 

働き始めたばかりの頃のユイさんは、「会話が途切れたらいけない」「場を盛り上げなければ」と思い込み、とにかく話し続けることばかりを意識していました。

 

 

ある日、そんな考え方が大きく変わる出来事があったといいます。担当したのは、少し年配の落ち着いた雰囲気の男性でした。穏やかな方でしたが、「楽しんでもらわなければ」という思いが先行し、休むことなく話し続けてしまったそうです。接客後、担当の黒服さんからかけられたのは、

 

「今日は、話すより聞く日だったかもしれないね」

 

という一言でした。その場では「そういうものなのかな」と受け止めていたユイさん。しかし、その言葉の意味を理解したのは少し経ってからでした。そのお客様は、その後一度も来店されなかったのです。

 

「頑張ったつもりだったので、本当にショックでした」

 

そこで初めて、自分は会話を続けることばかりに意識が向き、お客様自身を見れていなかったことに気づいたといいます。話し上手になることと、信頼されることはまったく別だということを、この失敗が教えてくれました。

 

ただ話を聞くだけでは足りない。「また会いたい」は準備で決まる

 

その失敗をきっかけに、ユイさんは接客への向き合い方を大きく変えました。営業が終わると、更衣室で着替える前にスマートフォンを開き、その日のお客様との会話をメモすることを習慣にしたそうです。趣味や仕事、家族のことなど、何気ない会話ほど丁寧に残しました。

 

LINEも、「また来てください」と送るのではなく、「出張お疲れさまでした」「ゴルフはいかがでしたか」と、その人の状況に寄り添った一言を心がけるようになりました。そうした積み重ねによって、「覚えていてくれたんだね」と喜ばれる機会が増え、少しずつ信頼関係も築けるようになっていきます。

 

現在も営業の仕事では、商談が終わるたびに、お客様との会話や印象に残ったことを簡単にメモすることを欠かさないそうです。聞くだけでも足りない。相手を理解しようとする姿勢が伝わって、初めて信頼になる。その考え方は、今でも仕事の軸になっています。

 

「信頼される人」には、共通点があった

 

ライバルが多い環境の中で、ユイさんは常に「自分だから選んでもらえる理由」を考え続けていました。話が面白い人もいれば、お酒に詳しい人もいます。そんな中で長く指名されている人たちには、ある共通点があったといいます。

 

それは、目の前の相手をよく見ていること。約束したことを忘れないこと。そして、どんな相手にも誠実に向き合うこと。

 

決して特別な話術ではありません。一つひとつの小さな積み重ねが、信頼をつくっていたのです。営業職になった今も、その考え方は変わりません。商品を売る前に、まず相手を理解する。その姿勢が結果につながっていると実感しているそうです。

 

接客を通して身についた力は、一生の財産になる

 

クラブチックでユイさんが学んだのは、接客の技術だけではありませんでした。相手を観察する力。相手の立場で考える力。そして、一つひとつ信頼を積み重ねる姿勢。その経験は、現在の営業職でも大きな武器になっています。

 

「学生時代は初対面の人と話すだけで緊張していました。でも今は、初めてお会いするお客様とも自然に向き合えるようになりました」

 

そして、ふと22歳の頃を思い出す瞬間があるといいます。

 

「あの時、お客様に言っていただいた『君は誠実だね』という言葉の意味が、今なら少し分かる気がするんです」

 

その言葉の本当の意味については、現在の仕事を通してさらに深く実感するようになったそうです。そのエピソードは、最終回で詳しくお届けします。

 

接客を学びたいのではなく、人として成長したい。そう思うなら、『六本木クラブチック』では体験入店ができるので、まずは実際の雰囲気を自分の目で確かめてみるのもいいかもしれません。思っている以上に、これからの人生につながる学びが待っているはずです。<取材協力:『六本木クラブチック』 https://www.chick.co.jp/roppongi/


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