眠いわけでもないのに、仕事中にふと大きなあくびが出る。夕方になると、気づけば何度もあくびを繰り返している。「最近、疲れているのかな」と、ふと不安になることはありませんか。
あくびといえば、「眠い時に出るもの」「脳に酸素が足りないサイン」と思われがちです。ところが実は、“酸素不足だから出る”という説は現在では支持されておらず、あくびの役割には今も分かっていない部分が残されています。今回は、40代・50代が知っておきたい、「あくびが増えた気がする」と感じる理由についてチェックしてみましょう。
あくびは「酸素不足」で出るわけではない
あくびをすると大きく息を吸い込むため、長らく「酸素を取り込むための動作」と考えられてきました。しかし研究が進むにつれ、血中の酸素や二酸化炭素の濃度だけでは、あくびの起こり方を説明できないことが分かってきています。つまり、「酸素が足りないから出る」という単純な説明は、現在では成り立たないと考えられているのです。長く信じられてきた常識が、実は違っていた。あくびは、そんな身近な例のひとつなのかもしれません。
鍵は「覚醒状態の切り替わり」
では、あくびはどんな時に出るのでしょうか?思い返してみると、あくびは眠い時だけでなく、朝目覚めた直後や、退屈な時間が続いた時にも出るもの。こうしたことから現在では、あくびは眠りと目覚めのあいだ、つまり覚醒状態が切り替わるタイミングと関係していると考えられています。睡眠不足や疲労がたまっている日は、日中に眠気を感じる場面がどうしても増えます。その結果として、「最近あくびが増えた」と感じることもあるのです。
あくびが増えたら「あくび以外」にも目を向けて
あくびが増えたと感じたら、まずは自分の状態を振り返ってみましょう。「前の晩はしっかり眠れていたか」「日中も強い眠気があるか」「どの時間帯に増えるか」。この3つを確認するだけでも、原因のヒントが見えてきます。
注意したいのは、十分に眠っているはずなのに、強い眠気やあくびが続く場合。睡眠障害などが隠れていることもあります。また、急に異常なほどあくびが増え、激しい頭痛や手足の麻痺、意識の異常などを伴う場合は、迷わず速やかに医療機関へ相談してください。
「最近、あくびが増えた気がする」という小さな変化の裏には、睡眠不足や疲労、覚醒状態の変化など、さまざまな要因が関係している場合があります。だからこそ、「疲れているだけ」と片づけてしまうのはもったいないもの。あくびが増えた時に睡眠や日中の眠気を見つめ直すことが、今の自分の体を知るヒントになるかもしれません。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:中村チエ(薬剤師)>※画像は生成AIで作成しています ※本記事は一般的な健康情報をもとに編集部が構成しています ※体調や症状には個人差があります。気になる症状がある場合は医療機関へご相談ください
2026/09/01| TAGS: beauty
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