朝起きると、鼻の中がカサカサしている。冷房の効いた部屋に長くいると、鼻の奥がヒリヒリしてくる。以前は気にも留めなかったのに、40代を過ぎた頃から「なんだか鼻が乾きやすくなった」と感じることはありませんか?
鼻が乾くと、つい「空気が乾燥しているせい」と考えがち。けれど鼻は、ただ空気を通しているだけの器官ではありません。吸い込んだ空気を温め、湿らせながら体の中へ送り届けるという、大切な働きを担っているのです。
鼻は「空気の通り道」だけではない
鼻の中は、粘膜で覆われています。吸い込んだ空気は、鼻を通る間に温められ、適度な湿り気を加えられてから、喉や肺へと送られていきます。さらに、鼻毛や粘液には、ほこりや異物を体の奥へ入りにくくするフィルターのような役割も。つまり鼻は、空気をそのまま素通りさせているのではなく、呼吸しやすい状態へと整えてから送り出す場所でもあるのです。
40代以降は「粘膜の変化」が重なることも
年齢を重ねると、鼻の粘膜や粘液の状態にも変化が起こり、以前より乾燥を感じやすくなる人も。そこへ空気の乾燥や冷暖房、鼻づまりによる口呼吸などが重なると、鼻のカサつきやヒリヒリ感は、いっそう出やすくなります。そして乾燥した粘膜は刺激に弱くなるため、鼻をかんだ拍子に出血してしまうこともあるのです。
「どんな時に乾くか」に目を向けてみる
鼻の乾燥が気になったら、まずは「朝に強く感じるか」「冷房の効いた場所で悪化するか」「鼻血が増えていないか」を振り返ってみましょう。室内の湿度を整えるほか、必要に応じて生理食塩水などを使った鼻の保湿を取り入れる方法もあります。一方で、鼻血を繰り返す、強い痛みやかさぶたが続く、片側だけ症状が強いといった症状のある場合は、自己判断で済ませず、耳鼻咽喉科へ相談しましょう。
「最近、鼻が乾きやすくなった」という変化には、室内環境だけでなく、年齢とともに起こる鼻粘膜の変化が関係していることもあります。以前より乾燥が気になり始めたら、「空気が乾いているだけ」と決めつけず、いつ、どんな状況で起こるのかにも、少しだけ目を向けてみてください。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:中村チエ(薬剤師)> ※画像は生成AIで作成しています ※本記事は一般的な健康情報をもとに編集部が構成しています ※体調や症状には個人差があります。気になる症状がある場合は耳鼻咽喉科などの医療機関へご相談ください
2026/09/06| TAGS: beauty
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