special reportスペシャルレポート

住宅ローンを繰り上げ返済したら、毎月の支払いは減る?知っておきたい2つの方法

Twitter
LINEで送る

住宅ローンを返済中に、貯蓄や臨時収入の一部を繰り上げ返済へ回す。「借入残高が減るのだから、来月からの支払いも少なくなるはず」と思っていませんか?実は、一部繰り上げ返済には、完済を早める方法と、毎月の返済額を減らす方法があります。ここでは「元利均等返済」を例に、金利などの条件が変わらない場合の違いを見ていきましょう。

 

「期間短縮型」は、毎月の返済額を変えずに完済を早める

 

一部繰り上げ返済は、通常の返済とは別に、借入元金の一部を前倒しで返すことです。その元金に対応する将来の利息を減らす効果があります。

 

「期間短縮型」は、毎月の返済額を基本的に変えず、残りの返済期間を短くする方法です。仮に毎月8万円を返済している場合、金利などの条件が変わらなければ、繰り上げ返済後も原則8万円の支払いが続き、完済する時期が早まるイメージ。「定年までに払い終えたい」など、完済時期を早めたい場合に検討する方法です。

 

「返済額軽減型」は、返済期間を変えずに月々の負担を下げる

 

「返済額軽減型」は、残りの返済期間を基本的に変えず、毎月の返済額を少なくする方法です。教育費など、これから毎月の支出が増えることを見込み、家計の負担を調整したい場合の選択肢になります。同じ時期に同じ金額を繰り上げ返済し、ほかの条件も同じなら、一般に利息を減らす効果は期間短縮型の方が大きくなります。

 

ただし、利息の軽減額だけで選ぶ必要はありません。「早く払い終えること」と「毎月の支払いを抑えること」のどちらを優先したいのか、目的をはっきりさせましょう。

 

手元に残す資金と、手続き後の返済予定を確認する

 

繰り上げ返済に使ったお金は、預金のように必要なときに引き出せません。急な出費への備えや、近く使う予定の教育費、住宅の修繕費などを残したうえで、回せる金額を考えます。利用できる方式、最低返済額、手数料、申し込み期限は金融機関や契約によって異なりますし、住宅ローン控除を利用中なら繰り上げ返済による影響も確認しておきましょう。

 

また、変動金利型では、契約によっては金利上昇が繰り上げ返済時の再計算に反映され、毎月の返済額が増える場合も。方式の名前だけで判断せず、金融機関の試算で、返済後の月額・完済時期・利息・費用を確かめることが大切です。

 

住宅ローンを一部繰り上げ返済しても、必ず毎月の支払いが減るとは限りません。期間短縮型は完済を早める方法、返済額軽減型は月々の負担を下げる方法が基本です。手元の資金を減らしすぎず、家計の目的に合う方式を選ぶこと。実行前に返済予定がどう変わるかを確認し、無理のない範囲で検討しましょう。<取材・文:beauty news tokyo編集部> ※画像は生成AIで作成しています ※本記事は全国銀行協会、住宅金融支援機構および金融機関の公開情報や一般的な金融・家計管理の知識をもとに編集部が構成しています ※利用条件、手数料、申し込み・取消方法、返済額や住宅ローン控除への影響は契約や個別条件によって異なります。最新情報を確認し、実行前に借入先へ相談してください


border