初対面の人と話すのが得意ではなく、人前に出ると緊張してしまう。そんな自分を少しでも変えたいという思いから、就職活動中に出会った六本木の高級キャバクラ・クラブ『六本木クラブチック』で働き始めたユイさん(26歳)。現在は都内IT企業で法人営業として活躍しています。この連載では、彼女がクラブチックで経験した学びや成長、そして現在のキャリアにつながるまでのストーリーを全3回でお届けします。
前回は、接客での失敗をきっかけに、話術だけではなく「相手を理解し、信頼を積み重ねること」の大切さを学んだユイさんの2年間を紹介しました。最終回となる今回は、その経験が現在のキャリアにどうつながっているのかを聞きました。


▲『六本木クラブチック』はとてもゴージャスな雰囲気の空間。数々の人気ドラマや映画のロケで使用されていることでも有名です
転職面接で、クラブチックでの2年間を“接客経験”として語った
24歳でクラブチックを卒業したユイさんが次に選んだのは、IT企業の法人営業職でした。転職活動では、クラブチックでの2年間を「営業職にも活かせる接客経験」として伝えたそうです。
六本木クラブチックには、経営者や企業役員をはじめ、さまざまな分野の第一線で活躍する人たちが訪れます。その環境で2年間、お客様の表情や言葉の変化を読み取り、相手に合わせて会話や距離感を調整してきたこと。さらに、一度きりではなく、長く信頼関係を築くことを意識してきたことを面接で説明しました。
22歳の就活時には、自分の言葉で話すことに悩んでいたユイさん。それから2年が経ち、今度は誰かが用意した模範解答ではなく、自分自身が経験したことを、自分の言葉で話せるようになっていました。
第一線で活躍する人たちから学んだ、仕事への向き合い方
クラブチックで得たものは、接客スキルだけではありません。経営者や企業役員など、普段の生活ではなかなか接点を持てない人たちから、仕事に対する考え方を聞けたことも大きかったと振り返ります。特に印象に残っているのは、華やかな成功談よりも、うまくいかなかった時の話だったそうです。
ある経営者からは、立場が上がるほど「正解のないことを自分で決める場面が増える」と聞きました。
また別のお客様からは、仕事が順調な時ほど勉強をやめないという話も聞いたそうです。
第一線で活躍している人ほど、見えないところで悩み、準備し、学び続けている。その姿を間近で見たことが、ユイさん自身の仕事への向き合い方にも影響しました。現在も、分からないことをそのままにしないこと。相手の立場を想像して準備すること。そして、結果だけではなく、その過程にも責任を持つことを意識しているそうです。
「営業に向いていない」は、思い込みだった
営業職を始めた当初は、「本当に私に売れるのかな」と不安だったユイさん。そんな思いが変わったのは、ある大型案件を担当した時でした。
最初の商談では、先方の反応が薄く、こちらが用意した提案にも手応えがありませんでした。「このまま説明を続けても響かない」と感じたユイさんは、そこで一度話すのをやめたそうです。
そして思い出したのが、クラブチックで学んだ接客でした。自分が話したいことを一方的に伝えるのではなく、まず相手の話を聞く。表情や反応を見ながら、本当に求めていることを考える。そして一度の商談で結果を求めず、少しずつ信頼を積み重ねていく。その姿勢で改めて話を聞くと、当初想定していた課題とは別の部分に、先方が本当に困っているポイントがあることが分かりました。
そこで提案内容を組み直し、何度かやり取りを重ねた結果、その案件を受注することができたといいます。

取引先から「ユイさんは、こちらの意図を汲み取るのが早いですね」と言われた時、22歳の頃を思い出しました。
初めて指名してくれたお客様から言われた、
「君は誠実だね」
という一言です。当時は、なぜ自分がそう評価されたのか、よく分かっていませんでした。
でも今なら、その意味が少し分かる。うまく話すことより、相手を理解しようとすること。分からないことをごまかさないこと。そして、約束したことを一つずつ守ること。営業職になった今も、ユイさんが一番大切にしているのは「相手に誠実であること」です。
あの経験があったから、今の私がいる
初対面の人と話すだけで緊張していた22歳。接客で空回りし、悔しい思いをしたこともありました。それでも試行錯誤を続けた2年間が、今では法人営業として働くユイさんの土台になっています。
クラブチックで過ごした時間は、遠回りではありませんでした。人と向き合う力を身につけ、自分の強みに気づき、その後のキャリアへつなげていくために必要な経験だったのでしょう。今の自分を少し変えたい。社会に出ても活かせる力を身につけたい。そんな思いがあるなら、新しい環境に飛び込んでみることも選択肢のひとつです。
『六本木クラブチック』では体験入店ができるので、まずは実際にお店の空気や働き方を自分の目で確かめてみてはいかがでしょうか。数年後に振り返った時、自分にとって意味のある経験だったと思える一歩になるかもしれません。<取材協力:『六本木クラブチック』 https://www.chick.co.jp/roppongi/>
2026/10/15| TAGS: lifestyle
インタビュー
キャバクラ
クラブ
ダブルワーク
ホステス
ロケ地
上京
六本木
六本木クラブチック
副業
映画
東京
生活
貯金
高級キャバクラ・クラブ
きれいのニュース | beauty news tokyo


