義母の誕生日に、ストールを贈りました。
以前「首元が寒い」とこぼしていたので、薄手で巻きやすいものを何軒も回って選んだ一枚です。
ところが義母が箱を開けて最初に手に取ったのは、ストールではなく、商品の札でした。
色を見るより先に、検索
義母はブランド名と商品をスマホに打ち込み始めました。
「値段、調べてるんですか?」
思わず聞くと、「同じ物がいくらか、気になるじゃない」。
「普段の青いコートにも合うと思って」と伝えても、視線は画面に落ちたままでした。
「これなら、現金の方が」
「このお店だと、もう少し安いのね」
義母はそう言って、私に画面を向けました。そして、ひとこと。
「これなら、現金の方がよかったわ」
言葉に詰まりました。
「使ってもらえたらと思って選んだので、悲しいです」
そう伝えると、返ってきたのは「次から悩まなくて済むでしょ」でした。
選んだ時の話は、もうしない
義母はストールを箱に戻し、お茶を入れに立ちました。
私は畳んだ包装紙を見つめながら、売り場で色を迷った話も、肌触りを確かめた話も、する気になれませんでした。
好みに合わなかったのかもしれません。それでも、贈った本人の目の前で値段を検索し、現金と比べるのは、やっぱり失礼ではないでしょうか。
※画像は生成AIで作成しています ※本記事は、編集部が取材した体験談をもとに、プライバシーに配慮して一部内容を編集・再構成しています
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2026/10/23| TAGS: lifestylle
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