彼と買い物をしていた時、偶然、彼の同僚に会いました。
付き合って半年。職場の人に会うのは、その日が初めて。
同僚が私に会釈すると、彼はひと言。
「友達なんです」
笑って会釈はしたけれど
私は名乗りかけた言葉をのみ込み、笑ってその場をやり過ごしました。
店を出ると、彼は何事もなかったように歩き出します。
「どうして友達って言ったの?」
「会社でいろいろ聞かれると面倒だから」
それ、言わなくていいこと?
「付き合ってるって、ひと言でよかったんじゃない?」
「友達って言っても、間違ってないでしょ」
彼は笑いました。
でも、間違っていないなら、どうして恋人だと言えないのでしょうか。
彼の隣で愛想笑いをしていた自分が、急に情けなく思えました。
隠すつもりなら、先に言っておいてほしかった。ただ、それだけなのに。
次も「友達」になるの?
「そんなに気にすると思わなかった」と彼。
「また誰かに会ったら、同じように紹介するの?」
彼は、すぐには答えませんでした。
「私は、友達のつもりで隣にいるわけじゃないよ」
そう伝えると、彼は黙ってうなずきました。
見たかった店は、まだ先にあります。
でも、次に知り合いと会ったら何と紹介されるのかと思うと、彼の腕に触れる気には、なれませんでした。
※画像は生成AIで作成しています ※本記事は、編集部が取材した体験談をもとに、プライバシーに配慮して一部内容を編集・再構成しています
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2026/10/26| TAGS: lifestyle
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