娘のピアノの先生が、教室を閉めることになりました。
最後のレッスンの日、娘と選んだ花束を持って教室へ。
ママ友とは「お礼はそれぞれでしようね」と話していたはずでした。
ところが教室の前で会うと、彼女は私の花束を見て一言。
「私の名前も入れといて」
「うち、何も買えなかったの。私の名前も入れといて」
カードには、娘が何度も書き直して選んだお礼の言葉と、娘の名前。
「これは娘と私から渡すつもりで用意したの」
そう伝えても、彼女は引きません。
「一緒に渡せばいいじゃん。先生もその方が受け取りやすいでしょ」
いやいや、受け取りやすさの問題でしょうか。
「花代、半分出せばいい?」
黙っていると、彼女は財布を出しかけました。
お金の話ではないのです。
「娘が先生に渡したいって選んだ花だから、今日はこのまま渡させてね」
前日、娘は習い始めの頃に弾けなかった曲の思い出を話しながら、花とカードを選びました。
連名にしたいなら、準備の前に相談してほしかった。それだけなのです。
「名前を入れるくらいいいでしょ…?」
彼女は不満そうでしたが、名前を足すことはしませんでした。
娘の言葉で、娘の手から
レッスン後、娘は先生に花束を渡しました。
「この曲が弾けるようになって、うれしかった」
ママ友親子も、続けてお礼を伝えていました。
帰り道、娘は「カードも読んでくれたね」とうれしそう。
うなずきながらも、渡す直前まで“お断り”に神経を使ったことに、どっと疲れが残りました。
※画像は生成AIで作成しています ※本記事は、編集部が取材した体験談をもとに、プライバシーに配慮して一部内容を編集・再構成しています
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2026/10/29| TAGS: lifestyle
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