義母を夕食に招いた日のこと。
前の晩から仕込んでおいた煮物を温め直し、お皿を食卓へ運んで台所に戻ると、
義母が鍋に砂糖を入れていました。
味つけは終わっているのに
「あ、それ、もう味はつけてあります」
思わず声をかけると、義母は砂糖の容器にふたをして、ひと言。
「うちは甘めが好きだから」
味見用の小皿を使った形跡はありません。
「食べてみて、薄かったですか?」と聞いても、返ってきたのは「色を見たら分かるもの」。
味見もせずに、見た目だけで。しかも鍋ごと、全部です。
「家族なんだから」で片づけないで
小皿に取って口にすると、いつもの味よりずっと甘くなっていました。
娘好みの、だしを生かした味にしたかったのに。
「鍋に入れる前に、ひと言聞いてほしかったです」
そう伝えると、義母は悪びれもせず。
「家族なんだから、それくらいいいじゃない」
家族だからこそ、ひと言が欲しいのではないでしょうか。
娘の沈黙が、すべてを物語っていた
食卓で娘がぽつり。「今日、甘いね」
「この方がご飯に合うでしょ?」と義母に聞かれても、娘は答えずにご飯を口へ運びました。
翌日の分まで作っておいた煮物です。
残りを容器に移しながら、この味があと1食続くのかと思うと、なんだかむなしくなってしまいました。
※画像は生成AIで作成しています ※本記事は、編集部が取材した体験談をもとに、プライバシーに配慮して一部内容を編集・再構成しています
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2026/10/30| TAGS: lifestyle
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