お気に入りのニットを着ようとしたら、袖や脇のあたりに小さな毛玉ができていた。そんなとき、「少しだから手で取ってしまおう」と思いがちですが、毛玉を無理に引っ張ると生地を傷めてしまうことがあります。なぜ毛玉ができるのか、その仕組みとニットの風合いをできるだけ損なわずに取り除くコツを紹介します。
毛玉を引っ張ると、周囲の繊維まで傷めることがある
毛玉は、着用中の摩擦などで生地の表面に出てきた繊維が、互いに絡み合ってできたもの。袖口や脇、バッグが当たる部分などにできやすいのも、摩擦を受ける機会が多いためです。毛玉は生地の繊維とつながっているため、指で無理に引っ張ると、周囲の繊維まで一緒に引き出してしまうことがあります。
その結果、毛羽立ちが増えたり、繰り返すうちに生地が薄くなったりする場合も。毛玉は「引きちぎる」のではなく、生地に負担をかけない方法で丁寧に取り除くことが大切です。
毛玉取り器やハサミを使って丁寧に取り除く
広い範囲に毛玉ができている場合は、ニットに対応した毛玉取り器を使う方法があります。衣類を平らに広げてシワを伸ばし、製品の説明書に従って使用しましょう。強く押しつけたり、生地を巻き込んだりすると、編み地を傷めるおそれがあります。
毛玉が少数なら、小さなハサミで慎重に切り取る方法も。生地を平らに置き、周囲の編み目を切らないよう、盛り上がった毛玉だけを取り除くのがポイントです。ただし、毛足の長いニットや繊細な編み地は、道具によって傷むことも。素材の特性や使用する道具の注意事項を確認し、無理に処理しないようにしましょう。
毛玉を増やさないためには、普段から摩擦を減らす
毛玉は一度取り除いても、着用中の摩擦によって再びできることがあります。特にバッグのストラップが当たる肩や脇など、同じ部分が繰り返しこすれる場所は注意したいところ。バッグの持ち方を変えるなど、摩擦が集中しない工夫も役立ちます。
また、洗濯時にも衣類同士の摩擦が起こります。家庭で洗えるニットは、洗濯表示に従い、必要に応じて裏返してサイズの合った洗濯ネットに入れるなど、生地への負担を抑えましょう。毛玉を防ぐには、できてから取り除くだけでなく、日頃から摩擦をできるだけ減らすことも大切です。
ニットの毛玉は、無理に引っ張ると周囲の繊維まで傷めてしまうことがあります。素材に合った方法で丁寧に取り除き、着用時や洗濯時の摩擦を減らすことが、お気に入りのニットの風合いを長く保つポイントです。<取材・文:beauty news tokyo編集部>※画像は生成AIで作成しています ※本記事は一般的な衣類のお手入れ方法に関する知見をもとに編集部が構成しています
2026/11/01| TAGS: lifestyle
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