既婚と知りながら会い続けていた彼と、駅から離れたカフェにいました。
「知り合いが来ない店だから」
そう言って彼が選んだ場所で、向かい合ってコーヒーを飲んでいたのです。
入口を見た途端に
彼が急に声を落としました。
「会社の人が来た。別の席に移って」
振り返りかけた私を「見ないで」と制する彼。
「どうして私が?」
「一緒にいるところを見られたら、困るから」
彼は私のカップを隣のテーブルへ動かそうとします。
私はとっさに、カップを手元へ引き寄せました。
「知らない人」になれと言うの?
「向こうで、何をしていればいいの?」
「スマホでも見てて。出ていったら呼ぶから」
既婚者と会う以上、堂々とできないことは分かっていたつもりでした。
それでも、目の前で席を外すよう指示されると、返す言葉が見つかりません。
入口を気にしながら「早く!」と急かす彼。私は静かに立ち上がりました。
「もう帰ろう」としか思えなかった
「私、帰るね」
私はコーヒー代をテーブルに置きました。
「別の席で待つために、来たんじゃないから」
駅へ向かう途中、彼からメッセージが届きました。
「会社の人、もう帰ったよ。戻ってきてよ」
私は「今日は帰る」とだけ返信。
今日のような出来事、“何事もなかった”かのようにはできません。
※画像は生成AIで作成しています ※本記事は、編集部が取材した体験談をもとに、プライバシーに配慮して一部内容を編集・再構成しています
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2026/11/02| TAGS: lifestyle
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