出産を控えた私は、義実家で娘の名前の候補を見せました。
夫と相談して2つまで絞った、大切な名前です。
義母は紙をちらりと見てから、私のお腹へ目を移しました。
産まれてくる娘の話をしているのに
「女の子もかわいいけど、次は男の子だといいわね」
返事に迷いました。まだ、お腹のこの子にも会えていないのに。
「次のことは、何も決めていません」
そう言うと、義母は笑いました。
「男の子の名前も考えておくわ。うちの名字に合うのをね」
娘の名前を書いた紙は、テーブルに置かれたままでした。
「男の子を楽しみにしている」と言われても
「まず、この子の名前の話をしたかったんです」
「もちろん楽しみよ。でも、男の子も育ててみたいでしょう」
「私がどうしたいかまで、決めないでください」
少し声が硬くなったのが、自分でも分かりました。
それでも、うなずいて話を合わせる気にはなれません。
義母は「先の楽しみを言っただけなのに」と不満そうでした。
見かねた夫が義母を宥めてくれたけど
見かねた夫が「まだこの子も生まれていないんだから、次の話はやめよう」と言ってくれました。
義母は「分かってるわよ」とお茶をすすります。
私は名前の紙をそっと折り、バッグへしまいました。
「決まったら、お知らせしますね」
どちらの名前にも、夫と一緒に考えた由来があります。
それを話すのを楽しみに来たのに、もう聞いてもらう気になれませんでした。
※画像は生成AIで作成しています ※本記事は、編集部が取材した体験談をもとに、プライバシーに配慮して一部内容を編集・再構成しています
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2026/11/06| TAGS: lifestyle
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