シェア

「美」を体現するプロフェッショナルの方に、お仕事のポリシーからご自身の「美」に対するこだわりまでをインタビュー。今回は世界約 50 か国に展開するLUSHのグローバルキャンペーンを統括するTamsin Omond（タムジン・オモンド）さんにお話を伺いました。

―LUSHで活動する以前より環境活動家として活動されていたようですが、これまでのキャリアを簡単に教えてください。

　大学を卒業してから、ずっと環境活動をしていたのですが、その間もLUSHのチャリティポットプログラムから助成金をもらって活動をしていたので、ずっとLUSHとはつながりがあったんです。

―当時はどんな活動をしていたのですか？

　いろいろな環境活動をしていたのですが、中でも大きな成果が得られた活動は、ロンドン・ヒースロー空港の滑走路拡張計画の反対キャンペーンでした。 　空港が拡張するということはCO2の排出量が増えたり、拡張するエリアの環境への影響も大きいのです。その時はイギリスの国会議事堂の屋根に上って「拡張計画反対」のバナーを掲げたり、国会議事堂に向かって何千人もの支持者とデモを行うなど、大規模なキャンペーンになっていきました。 　最終的に、空港の拡張計画そのものが廃止になるという、極めて大きな成果を得ることができました。

　また、このような環境問題にだけ目を向けた活動をしていただけではなく、私自身が同性愛者であるのですが、そういう背景もあってLGBT※の権利を訴えるキャンペーンにもずっと携わってきました。例えばイギリスでは同性間の結婚が2年前まで認められていませんでした。そういった人権問題においてもずっと活動してきました。

※LGBT…ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーなどの性的少数者

　そしてLUSHでの活動がスタート＞＞＞