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「カルシウム摂るなら牛乳!」は間違い!? 乳製品を使わない“ロースイーツ”で美腸をキープ

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卵・小麦・乳製品・白砂糖を使わずフルーツやナッツを使ったヘルシーで栄養価のある「ロースイーツ」。日常に楽しむブラウニーやエナジーバー、アサイーボウルなどから、ケーキやチョコレートなど手の込んだ本格スイーツまで、既にヘルスコンシャスな方々やベジタリアン、ヴィーガン、アレルギーのある方々の間でじわじわ広まっています。

 

例えば写真の「ローチョコレートケーキ」は味も本格派! 牛乳はもちろん、卵・小麦なしで作ります!食感も胃にも軽いですよ♪

 

私が、ローフーディスト(1日の食事の60%以上がローフードの方)やベジタリアンでない方にも、消化に負担がかからず体に優し「ロースイーツ」をおすすめする理由。今回は第1回目の『白砂糖を使わない理由』に続き、『乳製品を使わない理由』です。

 

 

 

 

『牛乳飲むと背が伸びる』『カルシウム摂るなら牛乳』

 

こう言われ家庭でも、学校でも牛乳を飲んで育った方、とても多いと思います。「カルシウム=牛乳」という図式がみなさんの意識にすり込まれているわけですが、牛乳を消化する際の身体への負担という視点で見て行きましょう。

 

 

 

 

まず『乳糖(ラクトース)不耐症』

 

聞いたことがある方も増えて来ているかもしれませんが、牛乳を分解する主な消化酵素である「ラクターゼ」は3歳までのそのほとんどを消失してしまうそう。特にアジア人は乳糖を分解するのが困難と言われています。

 

牛乳を飲むとお腹が張ったり、腹痛、下痢、オナラが生じるのは消化されなかった牛乳によるものなのです。

 

 

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【見た目は牛乳!? ナッツミルクはスーパーフードと合わせたりグラノーラにかけていただきます☆】

 

 

 

 

次に、こうして未消化の牛乳と共に、胃や腸の内壁にへばりついて栄養素の吸収されるのを妨げてしまうたんぱく質の一種『カゼイン』も牛乳に含まれる物質。

 

カゼインは胃の中で固まりべとついてどろどろした凝乳に変わります。胃が4つもある牛の消化器官には受け入れられる大きさですが、私たち人間の消化器官には粘着性のある塊は大きな負担となり、処理するには大きなエネルギーが必要となります。

 

消化に負担が掛かる上に、未消化の物が胃や腸に残り栄養素の吸収も妨げる牛乳は、常に美腸を保ちたい私たちには必要でしょうか?? さらに牛乳や乳製品は高度に加工されていること、病気や感染症予防のための抗生物質、大量・安定生産のためのホルモン物質の投与の問題も避けられない事実。これらの残留物を解毒するためにかかる身体への負担を考えると乳製品は嗜好品程度に捉えるのがベストかもしれませんね。

 

 

 

 

そう、牛乳は「白砂糖」と同様“酸性物質”で、摂取すれば体は体内のphバランスを弱アルカリ性に保つために骨や歯に貯められているカルシウムを引き出し中和しようとするのです。

 

言い換えれば牛乳を飲めば飲む程カルシウムが失われていく』ということなのです

 

とは言ってもカルシウムは骨や歯を形成する大事なミネラル。何かしらから摂取する必要がありますが、身近にあるゴマ、ひじき、海藻、緑黄色野菜はカルシウムを豊富に含んでいます。

 

 

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【ローエナジーパフェも乳製品フリー!2015年はロースイーツで美腸をキープ♡】

 

 

 

また、以前紹介しました生ナッツもカルシウムを豊富に含みます。ナッツミルクにしてそのまま飲むのも、グラノーラにかけるのもOK。ローケーキやアイスクリーム、ホイップクリームも生のナッツを使って作ることができます。

 

消化に負担を掛けず、腸を汚さない「ロースイーツ」で美腸をキープして美肌で過ごしましょう! 「RAW JOURNEY」ではロースイーツ、ローフード、スーパーフードレッスン開催中していますので、お気軽にご相談くださいね。

 

 

 

text & photo:RAW JOURNEY(KATSUTA YUKARI)
2009年よりローフード、スーパーフード中心の食生活にシフト。「What makes your beauty」をコンセプトにしたお料理教室「RAW JOURNEY」主宰。食事からつくる健康のお手伝いをしています。


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