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　CHRISTIAN DADAが掲げる今回のテーマは、「FENGHUANG」〜神話と現代。伝説の鳥である鳳凰をイメージした繊細な刺しゅうやレースが、現代的なカジュアルウェアに融合している。

　メンズモデルも全員ロングヘアのウィッグで登場。ラフに後ろで結われたこのヘアは、鳳凰の尾がイメージされているのだそう。顔まわりにも散らされたヘアの奥から静かに輝くゴールド。ミニマルな中にも力強く存在感を放っていた。

　そして今回は、ボーカル、ツインヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノ、ドラム、ギター、ベースなどで構成される音楽集団、ヴァンピリア（Vampillia）の旋律がショーを演出。カテゴライズなど無意味であるかのような彼らの音もまた、今回のテーマとの親和性を感じる。

華やかなファッションの舞台は、様々なクリエイティブが調和してこそ完成する。それを再認識させられるショーだった。