1673年(延宝元年)呉服店「越後屋」として創業。1904年(明治37年)日本初の「デパートメントストア宣言」してから110年を迎える2014年の4月1日(火)に三越のショッピングバッグが一新される。
2014年4月に一新されるショッピングバッグは、三越の原点が呉服店であることを大切にしてデザインされたとのことで、呉服の主軸であり、三越の前身である「越後屋」とほぼ同じ頃に誕生した友禅の表現が用いられた。
この新しいショッピングバッグのデザインを手掛けたのは、友禅作家であり親子二代にわたっての重要無形文化財(人間国宝)である森口邦彦氏。
氏が「日本伝統工芸展60回展」に出品した友禅訪問着のデザインをベースに考え出されたデザインは「白地位相割付文 実り」と題され、たわわに実るりんごが幾何学文様で表現されている。
また、ショッピングバッグには、着物の柄そのままではなく、バッグの立体的な構造を考慮し、文様の配置が設計し直されたデザインとなっており、バッグの4面に描かれた幾何学文様の黒い文様の部分はそれぞれ大きさが異なる。そのため、バッグの柄が動いているような印象も感じさせる。
今回のショッピングバッグのリニューアルにあたって森口邦彦氏は、
『日本の伝統文化の「未来のシンボル」として多くの人たちに、そして日本に来てくださる外国の人たちにも喜んで持って帰ってもらいたい。その思いでこのバッグを作り、このバッグに作品を展開しています』
とコメントを寄せている。
三越
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2014/02/28| TAGS: lifestyle
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