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【思考をキレイにする旅の仕方(490)】昭和レトロの街散歩を味わう

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|昭和レトロの街散歩を味わう

 

20代の頃、小さな劇団を旗揚げした時の劇団員から30年ぶりに連絡がありました。

 

小さな劇団だったので、俳優だけではなく、スタッフも兼任が当たり前で、

 

私は制作で彼女は脚本を担当していました。

 

 

彼女からインタビューを頼まれたのです。

 

オンラインでもよかったのですが、直接、会うことにしました。

 

彼女の事務所が京成線沿線にあることも惹かれたんですよね。

 

 

「ラジオの音出しご遠慮ください」などの注意書きから客層が想像できる喫茶店で、

 

おばさま方の噂話に耳を傾けながら分厚いグラスに入ったアイスコーヒーをすすり、

 

焼きそばメインの立ち飲み屋で軽く昼飲みと思ったのですが、

 

「米」をテーマにしたバラエティ番組が流れるテレビで、

 

自分の育てている銘柄が取り上げられて釘付けになり、ついつい長居し、

 

 

昨年、再度、「男はつらいよ」全作観たこともあり、

 

柴又まで足を延ばし、

 

久しぶりに帝釈天を参拝し、

 

「とらや」で土日限定のしょうゆ草団子を味わい、

 

 

葛飾区と人生ゲーム(タカラトミー本社があります)の街づくりに興味を持って青砥駅で下車し、

 

 

クラシックが流れる銭湯で42度の熱い指値を味わい、

 

地元の方々が話すサウナで岩手県の瀬見温泉のよさを盗み聞きし、

 

 

行先も見ないでふらりと都バスに乗り、

 

亀有が葛飾区であることを噛みしめました。

 

 

昭和レトロの街散歩を味わうのもいいものですね。<text:イシコ


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